2015年5月 TOKYOハンドクラフトギターフェス2015 レポート

東京ハンドクラフトギターフェス2015に出展しました!
日程 5月23(土)、24日(日)
会場 すみだ産業会館サンライズホール(錦糸町駅前 丸井上)  
展示ギター 10本
ブーススタッフ 関根弘幸、関根典子、ジャック・スピラ
20150501展示ギター

出展したギターのリストです。
それぞれのギターの写真はこの記事の末尾のほうにあります。
20150502展示会出品Jack Spira Guitars一覧
新作Tシャツもできました!今回はモスグリーンにシルバー
今年限定ということで2015年と入っています。
20150503Tシャツ

Night Sky in Australiaをもってにっこり。
サイド・バック・インレイの大地の部分にパドゥークという赤い色の木を使い、
オーストラリアの赤土を表しました。
アームレストも施され低音が美しいギターとなりました。
20150505ジャックとカンガルーギター

ハンドクラフトギターフェスでの楽しみは、ほかの職人さんと出会えること。
新進気鋭の越前ギターさんと一年ぶりに再会しました。
201512越前ギターさん
こちらのモダン・パーツさんはペグを宝石みたいにデコレーションして
ギターのランクをさらに高くされているそうです。
ギター関連でもいろいろな仕事があって面白いですね。
20150506交流1

土日二日間、たくさんのお客様がきてくださいました。
東京ハンドクラフトギターフェスに来るお客様は事前チェックがすごい!
すでにホームページやフェイスブックをチェックしていて
遠くから来てくださる方も多く、できるだけゆっくり試奏を楽しんでいただきました。

20150504展示会お客様

いつも応援しにきてくださる方々をご紹介♪
201511来場者ながつかさん
ギターがとても上手な長塚さん。あちこちのライブでご活躍です。
201508来場者こなかさんご夫妻
新婚さんの湖中さんご夫妻 ご夫婦でギターを楽しむって素敵ですね
201512来場者ふるかわさん
ギタリストの古川さん メルボルンに住んでいて、現地でのライブにも
お邪魔したことがあります。日本でも日豪交流のイベントを主催されたり
とても活動的な方です。
201509来場者とみたさん
いつも名古屋から駆けつけてくれる冨田さん ありがとうございます!
201510来場者ぜんさん
初日の夜に開催するAki Miyoshiさんとぷう吉さんのライブ会場を貸していただく
麹町のゼンカフェ・マリーナのオーナー 高田さん。音楽大好きです。
201507来場者よねざわさんいまいさん
上から 米澤さんご夫妻、そしてロック大好きな今井さん、米澤さん
女子ギター率あがってます?
201513飯田さんご夫妻
仲良し飯田さんご夫妻。こちらもご夫婦でギターを楽しんでいるすてきなご夫婦です。
201514来場者うだがわちはるさん
小さいギターを持ってみた、ベリーダンサーで気功インストラクターの宇田川千春さんです^^

その他にもたくさんのご来場のみなさん、
いつも温かい応援をいただき、本当にありがとうございます!

さて一日目の夜、5月23日(土)7:30より東京麹町のゼンカフェ・マリーナにて
ジャック・スピラギター・デモンストレーションコンサートを実施しました。


ジャック・スピラギターで奏でるAki &ぷう吉のシークレットっぽいライブ
20150517ライブタイトル

2014年のサウンドメッセin大阪のときに引き続いて第二弾です。
お二人それぞれの個性豊かなフィンガーピッキングスタイルのギタープレイを堪能できる
ギターファンには見逃せないライブでしょう。
出演ギタリスト Aki MiyoshiPukichi
定員30名、来場者30名の満席となりました。
ご来場の皆様ほんとうにありがとうございました!
20150518ライブAkiさんぷう吉さん
約2時間にわたるコンサート、お二人のトークもとても楽しく、
食事も出てなごやかな雰囲気です。
20150519観客席から
静かに聞き入るみなさん
都心の喧噪を忘れるひとときです。
20150520集合写真
ライブの最後はみんなで集合写真
みなさん本当にありがとうございました!

20150516ライブ5人集合写真
ぷう吉さんお酒の瓶をもっていますがご自身は全然飲まない方です^^


オフタイムのお散歩にも行きました。
ジャックとぷう吉さんで神社散策
20150522ジャック神社散歩



この旅でゲットした日本の彫刻刀です
老舗の刃物屋さんに行って購入したそうです。
20150523ジャック彫刻刀ゲット



さてジャックのギターはメルボルンの郊外にある工房で作られています。
ダンデノン丘陵という美しい地域にあります。
工房

工房へ行く道を振り返ったところ
高台で遠くに海が見えます。きれいな鳥がたくさんいて、いつもさえずりが聞こえています。


工房周辺

この出来上がったギター達も最初は材木から
どの木目がいいとかこの色目がいいとか、この材の組み合わせがいいなど
いろいろな討議を重ねて仕様をきめます。

材料えらび



たった一人なのに驚くほど仕事が早いジャックですが
ひとつのギターを作り上げるまでの工程は相当です。
専業で作っていても1本最低で二ヶ月。
天候や木の状態により、何月何日に絶対出来上がると約束できるものではないのです。
たくさんの木との対話から逸品が創り上げられるのですね。
ジャックとサウンドボード

いろいろな大きさのギターのサウンドボード
同時進行で作ります。
JS-5A Nazca Condor
No310  JS-5A ナスカコンドル
JS-4AC あかとんぼ
No 303 JS-4AC エゾマツで作った赤トンボのギター

JS-Ditson Sitka
No 311 JS-Ditson サウンドボードはシトカ・スプルース

下の写真はこのギターのファーストストリングスアップのときの模様
初めて音が出るのが弦を張ったとき。ここから一週間ほど弦を張ったままおいて
最終調整します。ここに至るまで2ヶ月弱かかります。
Ditson first strings up

No 307 JS-5AC Night Sky in Australia
サイドバックがバドゥークという赤い木です
JS-5AC カンガルー

インレイ部分。満天の星空を見上げる二頭のカンガルー
ヘッドにまでたくさんの小さな星々。これらはすべて手でシェルをカットし
ひとつひとつ埋め込んでいます。
ミルキーウェイの部分は溝を作ってポリウレタンを流し込み
砕いたシェルを立体的に見えるようにちりばめてあります。
JS-5AC カンガルーインレイ

No 312 JS-A1C グレープのインレイ
ギタリストAki Miyoshiさんのモデルです。
JA-A1Cブドウ

No 309 JS-4ACアフリカ
こちらもサイド・バックにパドゥークという赤い木材を使用しています

JS-4AC Africa

ボトムもこのように美しい木目を生かしています。
JS-4ACアフリカボトム

このギターの内部
見事なスキャロップド・ブレイシングとなっています。
JS-4ACアフリカブレイシング

No 305 JS-0000C シンプルなデザインですが、バックが3ピース。
JS-0000 face

ブラウンはオーストラリアン・ブラックウッド、中央の薄い色はヴィクトリアン・アッシュ
どちらもオーストラリアの木です。
JS-0000

ジャックのギターのお取り扱いは下記の店舗にてございます
Heartman Guitars (東京・渋谷)
Dolphin Guitars(大阪・江坂、東京・恵比寿)
Last Guitar(東京・阿佐ヶ谷)
Select10 Guitars(東京・池袋)
三木楽器(大阪・梅田)

2016年も東京ハンドクラフトギターフェスに出展します。
ジャック・スピラ本人も来日。初日にはジャック・スピラギターで奏でるスペシャルライブも
また皆さんにお会いできるのを心より楽しみにしています。

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