実はコレ、ジャックスピラ氏こだわりの逸品!

ジャック・スピラ氏と出会ったばかりの頃、彼の製作するギターの大半はお客様のオーダーによるもので、お客様のどんなオーダーにも応え、あらゆるタイプのギターを作っていました。

しかしそんな中にも、ヘッドやブリッジ、ロゼッタなど、さりげなく気品のあるデザイン、優しい感じのボディシェイプなど、他のルシアーとは違った個性にとても惹かれました。

よくよく聞いてみるとジャックはアール・ヌーボーなど伝統的なデザインが好きで、そうした趣向がギターにも出ているのでしょう。

そんなジャックと日本向けのギターデザインを一緒に考え始めた頃、僕はテスト・マーケティングと思い、ボディサイズや、使用木材はもちろんのこと、インレイも毎回、趣向を変えた提案をし、製作をお願いしました。

ジャックはサウンドにこそ、こだわりがあり、インレイワークについてはお客様の要望があればするけど、実はインレイなしのシンプルなギターが好きなことは以前にもお話しした通り。

しかし、日本で名前の知られていないギター職人を印象付けるため、僕は次々に様々なインレイを施したギターをオーダーしました。

そんな中、ジャックの方から珍しく、インレイデザイン案を提案してくれたことがありました。

いつもは「こんなアイディアもあるよね。」くらいに控えめなジャックが、この時ばかりは、「デザインを描いたんだけど見てくれる?」って。。

こんな前のめりなジャックの提案は後にも先にもこの時だけ。

そんなジャックが提案してくれたインレイデザインが写真のケルティック・ドッグなんです。

ジャックは大の犬好きで「犬をモチーフにしたんだよ。」というけれど、「ん?これ犬なの?」と首をかしげていたら、「犬をケルト・デザイン的に書いてみたんだ。」と。。

何とも不思議なデザインだと思っていましたが、実は、犬が自分のしっぽを加えてグルグルと周っているこのデザイン「永遠」「輪廻」「転生」を表しているケルトの伝統模様をモチーフにしたものなんだそうです。

なるほど、デザイン自体にそんな尊い意味があったんですね!

しかしこんな複雑なデザインをインレイにできるのか・・・と思っていましたが、完成品がこのインレイです!

何とも複雑なデザイン、良くこんなデザインを描き、そしてインレイにしたな・・と只々感心するばかり。

そしてバックを見てみると、ネック付け根のボディにも小さな可愛らしいケルティック・ドッグが!

こんな場所にインレイが施せるということも驚きでした!

そんな逸話のあるジャックの自信作は今、東京のハートマン・ギターズさんにあります。

日本には、ドレッドノートに一番近いスモールジャンボ・サイズのJS-4を数多く輸入していますが、

このギターは、それよりやや小ぶりのJS-3というモデルで日本にはあまり数多く輸入しておらず(輸入したのは過去に2本のみ)、現在、日本の楽器店に在庫する唯一のJS-3です。

ドレッドノートではちょっと大きすぎるけど、胴鳴りやボリューム感は欲しい・・という方には最適だと思います。

ぜひ、ハートマンギターズさんに行く際には手に取って見て欲しいジャックスピラ本人の思い入れある1本です!

ギターの写真や動画、さらに詳しい説明など、ハートマンギターズさんのサイトに掲載されていますので、ご興味のある方は下記のリンクより、ぜひご覧下さいね!

https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/352364

 

ジャック・スピラのインレイワーク逸話。

 

 

 

今やジャック・スピラと言えば、指板にダイナミックに施されたインレイ・ワークをイメージする方も多いかもしれません。

確かに宇宙デザイン・インレイのギターなどは、すい寄せられるような美しさですよね!
これまでに宇宙デザインのギターは5本リリースされましたが、どれもあっという間に買い手がつく人気ぶり。

ところがところが…、実はジャック・スピラ本人はインレイ・ワークについて、あまり得意感がないようで…。むしろ事あるごとに「僕のインレイはまだまだだよ…」みたいなことを言ってみたり、自分のインレイを眺めるたびに「Terrible!(ひどいっ!)」って小さく叫んでみたり…笑。

こちらオーストラリアでは、ジャックのインレイワークは他の多くのギター職人さんにも認められてますし、ギター製作学校に頼まれてインレイワークの講師をしたりしてるほどなのですが…。

ジャックがとても謙虚な性格だということは、ジャックファンの方にはもうご承知の事実かと思いますが、ジャック本人の中では、自身のインレイ・ワークについてはとても自己評価が低いのですね…。

私がジャックと初めて出会った当時、ジャックはインレイワークは減らしていこうと考えていたようでした。ジャック自身は、「ギター職人の本分は鳴りの良いギターを作ること」、サウンドをもっともっと追求したいと考えていたようです。

そのごとく、ジャックは本当にいろいろな試行錯誤をします。他のギター職人さんのように、モデルを固定して効率を図れば良いのに…と思ったりもするのですが、本当にギター作りが好きなのでしょう。最近しみじみと、これがジャック・スピラなんだなと思います。

17歳からギターを作り始めて、一度入学した大学さえやめて、渡英して本格的にギター製作を習いに行った情熱は、それ以来30年を過ぎた今なお変わらず、脇目もふらず、兎にも角にもギター作り一筋の人生なんですね。

先日、吉川忠英さんが気に入ってご購入いただいたギターも、実はこれまでと全く違った構造を試してみたくて作った試作品でしたが、忠英さんのお好みにバッチリはまって何とも幸運!ジャックもとても嬉しそうでした^^

→吉川忠英さんのこのエピソードはこちら

 

さて、インレイの話に戻りますが、インレイの仕事を減らそうとしていたジャックなのに、大胆なインレイの入ったギターが多いのは??

実はこれ…、私の仕業なんです。今になって、ジャックに申し訳なかったかな…と反省しているのですが、ワケは後ほど。。

ジャックは30年来ずっと、お客様の要望に応じて100%オーダーメイドのギターを作って来たため、お客様のお気に入りのデザインでインレイを入れる仕事が少なくありませんでした。

そして私がジャックと知り合った当時、工房に行く度に「お客様からのオーダー品なんだよ」と言っては、美しいインレイを施したギターを見せてくれて、何度もうっとりと眺めていたわけです。

さていよいよ日本にジャックのギターを輸入しようと考え始めた時に、数ある個性的なギターの市場で、ジャックのギターを印象づけるには、このインレイが強みになるのでは…と考えました。

ジャックのギターが世に知られるまでは、大胆にインレイを施したものを投入し、知名度が上がる頃にはサウンドの良さもきっとわかってもらえるはずだから、その後にシンプルなギターに切り替えていこう…という方針を決め、ジャックにお願いして輸入を開始したのでした。

そして現在、日本でも一定の知名度は得られたものの…、実は私自身ちょっとやりすぎちゃった感があります。。

…と申しますのも、オーストラリアで好まれるインレイと日本とでは若干異なり、日本では大胆なものより、ちょっとしたワンポイントなど、無難なものが好まれるということがここ数年でわかりました。これは私のリサーチ不足…。

そして「ジャックのギター、サウンドはいいんだけど、インレイがちょっと派手すぎるんだよなあ…」と感じている方がいらっしゃいましたら、それはジャックのせいではありませんし、ジャックの本質でもありません。。

ジャック本人は、実はとてもシンプルなギターが好きなんです。

他に類がない分、この大胆なインレイワークをすごく気に入ってくれるお客様も確かに多いのですが、音を追求したいジャックの気持ちを考えると、ちょっとやりすぎちゃったかなぁ、ジャック悪かったかなぁ…って、今になって反省してます。。

そして今になれば、当時ジャックがインレイの仕事を減らしていこうと考えていた理由が良くわかります。ジャックは根っからのギター職人であり、ギターのサウンドへの飽くなき探求心がジャック・スピラのギター製作への情熱の源泉です。

そして、ジャックはギター業界での仕事が長いですから、もちろんインレイの道を究めた達人も数多く知っています。だからこそ、自分のインレイワークはそうした達人たちには及ばないことも重々承知していて、自分の本分はそこではないということをわきまえている…ということなのだと思います。

そして、ジャック自身にとってのインレイワークは、自分のギターを気に入って使ってくれる方への感謝の一環としてのサービスみたいな感覚のようです。

ですから、ギターをオーダーしてくれた方々が、そのギターに「より愛着を感じてくれるなら、喜んでインレイを掘りましょう!」という気持ちなのでしょう。

そんなわけで、ジャックはインレイワークには、あまり多くのチャージを取りません。カスタマーの要望で、たくさんのインレイを作ってきたからか、作業はとても早いのですが、それでも原材料と製作時間を考えると間違いなく「赤字」だと思います。でも、そこがお人よしなジャックの愛されるところなのでしょうね。

オーストラリア国内でもジャックのお客様は、一人で何本もオーダーしているようなリピーターが本当に多いです。

最後にひとつ余談なんですが、ジャックはギターオーダーの依頼主からインレイのデザインをお任せされること良くあります。

ジャックがこれまで作ってきたインレイワークを見て、ジャックならきっと素敵なデザインで仕上げてくれるに違いない…という期待からなのでしょう。

ところが、ジャックはこうしたインレイデザインのお任せオーダーをいただくと、デザインの段階で頭を抱えてしまい作業がなかなか進まないことが多く、私が知っている限りデザインが確定して製作が「始まる」までに1年以上かかったギターを2~3本知っています…笑。

作り始まると手際良くとても早いんですけどね。。

とはいっても、私自身もジャックのインレイが大好きですし、オーダーいただく方にもお好きなデザインのインレイを施して一生の宝物にして欲しいと思います。きっとジャックも同じ気持ちでしょう。

ただし…デザインは、きちんと指定してあげた方がベターです!そうでないと製作に2年もかかっちゃうかもしれません…(笑)

もしインレイを入れたいけど、おおよそのイメージしかできないとか、自分でデザインを考えたり、書いたりするのはちょっと…という方がいらっしゃいましたら、私たちがサポート致しますので、お気軽にご連絡下さいね~^^

ちなみにジャックが良く施すあの美しいトンボのインレイは、2時間ほどで仕上げてしまうんですよ!

実は私自身がジャックのギターの仕事を始めて5年目にして、ようやくオーダーできた私のギターにもこの「ジャック・トンボ」のインレイを入れてもらいました。

ジャック本人が気に入っているジャックらしいデザインですし、前にしか進まない、勝ち虫として縁起のいいシンボルとされていることもあります。

そして、私がもともとお米の仕事していたからということもあり、なおさらにこの「ジャック・トンボ」にご縁を感じたというのもあります。

ジャックのギターに専念したい気持ちと裏腹に、ジャックのインレイを愛する人が多いのも何かうなずけますね!

あの吉川忠英さんがメルボルンの
ジャックスピラの工房を訪ねてくれました!

4月初旬、なんと、あの吉川忠英さんがメルボルンのジャック・スピラのギター工房を訪ねてくれました!

吉川忠英さんと言えば、アコースティック・ギター好きなら誰もが知っている日本のミュージック・シーンを支えてきたレジェンド・ギタリスト!

音楽にあまり興味がなく、吉川忠英さんの名前を知らずとも、日本人であれば絶対に聞いたことのあるギターの音色。

中島みゆき、松任谷由実、イルカ、松田聖子、山口百恵、福山雅治、加山雄三をはじめ、星の数ほどのレコーディング、ステージ等で、日本の音楽を支えてきた人です。

かくいう私も、今から30年ほど前の学生時代に、渋谷のヤマハ・エピキュラスで行われた吉川忠英さんのソロライブを見に行ったことがあり、まさかメルボルンでこうした形でお会いできるとは夢にも思っていませんでした!

何はともあれー

「吉川忠英さん、遠路はるばるメルボルンまで、ようこそおいで下さいました!」

そして、さっそく工房へ。

忠英さん、アメリカでプロデビュー(※1970年代にEASTというバンドで米国キャピトルレコードより)しただけあって、とても堪能な英語!

ジャックとしばしジョーク交じりの雑談を交わしながら、さっそくギターを試奏していただきました。

最初の1本は、写真中央に立っているSitka Spuruceトップ、Wengeサイドバックのギター。低音もよく響き、サスティーンも効いています。

そして2本目は、Sitka Spruceトップ、Australian Black Woodサイド・バックのとてもシンプルなデザインのギター。

実はこのギター、ジャックがこれまでと違ったブレイシングを試すための試作品で装飾も最低限、サスティーンも少なく乾いた音色。ジャック自身も試作の結果、「ブルース・プレイヤーには良いかもしれないけど、今流行りの音ではないから、売るのは難しいかな…」と呟いていたギターです。

正直なところ、ロング・サスティーン信者の私は「えっ?ジャック、そのギターを忠英さんに試奏させるの~??」って、心の中で呟いていました。。

ところが、ところが!

忠英さん:「このギターいいじゃない!!」「最近はあまりサスティーンが伸びるギターはもういいや…ってなっちゃうんだよねぇ。」と。

幾多のギターを弾いてきた吉川忠英さんに認められたジャックの試作ギター。。。忠英さんはこのギターに何かを見い出したようでした。

でもジャック含め、一同ビックリ!( ゚Д゚)

そして忠英さん:「これ買って帰りたいんだけど、いい?」(またまた、一同ビックリ!)

ジャックは「こんな試作品では申し訳ない」感を残しつつ・・・でも、忠英さんがこの試作品の良さを見い出してくれたことへの驚きと感謝の気持ちからか、シャイなジャックが、いつになくとても嬉しそうにしてました。

実はジャックが良く言っていることなのですが「本当はトップをやや厚めにして、5年後、10年後に鳴るギターを作るのが製作家として正しいんだけど、そんなギターは作っても売れないから、今は誰もがトップを薄くして最初から鳴るギターを作るんだよね…。」と。

驚いたのは、忠英さんが試奏している最中に、これとまったく同じことを言っていたんです。やはり忠英さんにはいろんなことが見えているんだな・・・と、ひとり感心した瞬間でした。

そして・・・「忠英さん、ジャックのギターをゲット!」

忠英さん、メルボルンに到着初日の出来事でした。

こちらはその忠英さんに選んでもらったギター。とてもシンプルなデザイン。塗装もジャックのギターには珍しく、艶消し仕上げ。

試作品であったため、ヘッドインレイさえも入れていなかったギターでしたが、(上の忠英さんが抱える写真にはインレイがありません)せっかく忠英さんに弾いていただくで、急遽ジャックがトレードマークの「S」インレイを入れようということになり・・・

カッコよく「S」インレイが入りました!(仕事早っ!)

そして忠英さんがメルボルン滞在の1週間のうちに、忠英さん好みの弦高に調整するだけでなく、ネック幅も少し細めに削りなおして、忠英さんのスペシャルな1本に仕上がりました!

 

滞在中はとても優しい忠英さんのお人柄に触れることができました!

吉川忠英さん✕Jack Spiraギターの演奏が聴けることが今からとても楽しみです。

 

最後に吉川忠英さんのプロフィールとレコーディングセッションの代表曲を記しておきますね!

【吉川忠英さんプロフィール】

1971年、伝説のフォーク・グループ“THE NEW FRONTIERS”のメンバーとして渡米。西海岸を中心にコンサート活動を行い、和楽器を取り入れたフォークロック・グループとして注目を浴びる。“EAST”と改名し、米国キャピトルレコード社よりアルバム『EAST』を発売。全米デビューを果たす。

帰国後シンガーソングライターとしてアルバムデビューし、同時にスタジオ・ミュージシャン、アレンジャー・プロデューサーとしての活動を開始。アコースティックギターの第一人者として、中島みゆき・松任谷由実・福山雅治・夏川りみ・加山雄三・Chageなど、ニューミュージック系のアーティストを中心に数多くのレコーディングやコンサートに参加。 近年では、福山雅治『Golden Oldies』、夏川りみ『南風』、『岡本おさみアコースティックパーティーwith吉川忠英』などのアコースティックアルバムのプロデュースにおいても高い評価を得ている。

Martin、YAMAHA、Sumi、Tears Guitar より、「Chuei Model」ギターを発売。
毎年、北海道から沖縄まで全国ソロライブツアーも精力的に行なっており、その旅の音風景とも言える楽曲を集めたアルバム「Relax & Slow ~Natural Style~」を 2014 年夏に発売。
季刊誌「ACOUSTIC GUITAR MAGAZINE」(リットーミュージック)に『チューエイのスタジオ日 記』執筆中。
2017 年より、WEB でのオンラインギタースクール「Masters Labo オト塾」を開講。
Masters Labo オト塾:http://www.masterslabo.com/chuei/
オフィシャルHP: http://chuei-yoshikawa.com/

 

【吉川忠英さんのレコーディング代表曲】以下のリストは、数あるレコーディングのほんの一部です。(あいうえお順)

浅香唯「TRUE LOVE」
あみん「待つわ」
荒井由実「まちぶせ」「やさしさに包まれたなら」
石川ひとみ「まちぶせ」
伊藤つかさ「少女人形」「もう一度逢えますか」
因幡晃「わかってください」
井森美幸「瞳の誓い」
岩崎宏美「真珠のピリオド」
イルカ「なごり雪」
梅沢富美男「夢芝居」
太田裕美「木綿のハンカチーフ」
岡本舞子「愛って林檎ですか」「ファンレター」「11月のソフィア」
海援隊「贈る言葉」「人として」
柏原芳恵「ハロー・グッバイ」
河合その子「青いスタシイオン」
河合奈保子「Invitation」
久保田早紀「異邦人」
桑江知子「私のハートはストップモーション」
小林旭「熱き心に」
近藤真彦「夕焼けの歌」「気ままにWALKIN’」
斉藤由貴「砂の城」
酒井法子「青いうさぎ」
庄野真代「飛んでイスタンブール」
ジュディオング「魅せられて」
田原俊彦「ごめんよ涙」
Char「気絶するほど悩ましい」
中島みゆき「ファイト!」「わかれうた」
中原理恵「東京ララバイ」
中森明菜「サザン・ウインド」
夏川りみ「涙そうそう」
原田知世「時をかける少女」「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ~」「天国にいちばん近い島」
福山雅治「春夏秋冬」
堀ちえみ「さよならの物語」
松任谷由実「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ~」「時をかける少女」
松田聖子「青い珊瑚礁」「風立ちぬ」「渚のバルコニー」「瞳はダイアモンド」「秘密の花園」「赤いスイートピー」「小麦色のマーメイド」
三木聖子「まちぶせ」「恋のスタジアム」
山本コータローとウィークエンド「岬めぐり」
山口百恵「禁じられた遊び」「イミテイション・ゴールド」「秋桜」「いい日旅立ち」
渡辺徹「約束」
渡辺真知子「迷い道」「かもめが翔んだ日」

 

ジャック・スピラ・ギターズ、今年は展示会の出展をお休みします…。その理由は?

2013年に初めて日本に上陸したジャック・スピラ(Jack Spira)のギター。

それ以来、5年間、「大阪サウンドメッセ」および「東京ハンドクラフトギターフェスティバル」に恒例で出展させていただいておりましたが、今年は残念ながら出展を1年見送りにさせていただくことになりました。

何人かのジャック・スピラ・ギター・ファンの方には、「今年も出展しますか?」「楽しみにしています!」と事前にお声かけをいただいていたので、今回の見送りは本当に残念なのですが…。

実は、昨年半ば頃よりジャックさんの身の回りに大きな変化がありました。

ジャックのパートナーの単身赴任に始まり、一人暮らしの義兄の他界とその家の整理、工房の大家さんがニュージーランドへ転居、現在の工房の使用期限も決まり、それらを受けて、ジャックさんは工房と自宅の移転を決断しました。そして自宅の整理と売却。そして新天地での物件探しなどなど。。

これだけのことが、半年くらいの間に立て続けに身の回りに起こったジャックさんは大忙しで、当然のことながらギターづくりが進むわけもなく、現在抱えているオーダーさえもままならない感じで、当然、新作ギターなど作る間もない状況となってしまいました。。

ジャックさん、ようやく新天地に土地を購入し、これから家と工房の建設にかかります。
そんなわけで、本年はどうにも展示会出展は難しいだろうということで、1年見送りという決断に至った次第です。

ジャック・スピラ・ギターの出展を楽しみにしていただいていた皆様、誠に申し訳ございませんが、そんな事情を…どうぞご理解下さいませ。。

来年には出展が叶うことを願いつつ、ジャックさんの自宅と工房移転がスムーズに進むことを願いつつ。。

私もジャックさんの新天地、工房建設候補地を見て来ましたが、今まで以上に素敵な田舎町。
また追って、新工房の進捗などもリポートさせていただきますね!
ではでは~。

ジャック・スピラ・ギターのヘッドデザイン!

 

私はジャック・スピラのヘッドデザインがとても大好きです!

ジャック・スピラ自身は、このデザインを「Three Wedges Design」(3つのくさび型)と呼んでいますが、何か、とてもエレガントな感じがします。

このヘッドデザインのおかげで、インレイなどの装飾が無くても、ギター全体のイメージがシックな雰囲気をまといつつ華やかに、そしてとても締まって見えます。

しかしながら…ひとつだけ、悩ましいことがあります。

「オーストラリアって、こういう3パーツ組み合わせのデザイン多いですよね!」と良く言われること…。

ピンと来ましたね?!そう、オーストラリアと言えば、ご存知…コールクラークのギターヘッドです。。

コールクラークは2001年8月に創業していますが、

実はジャックはその前から、この3つのくさびを組み合わせたデザインのギターヘッドを製作していました。

ジャックは1980年代後半、17歳からギター製作一筋で生きてきた人なのでオーストラリアの個人製作家の中では超ベテラン。

ご存知の通り、かのスティングにDitsonギターを製作した実績もあって、オーストラリアでのギター製作家としての知名度はとても高いのですが、日本においては、やはりコールクラークの知名度の方が圧倒的に高いですからね…。

「オーストラリアって、こういうデザイン多いですよね…」とたずねられることはまあ何も問題ないのですが…。

実は先日、日本での展示会でブースにご来場された方から、

「コール・クラークのデザインを模倣したんじゃないかね?」的なことを言われた時はちょっとショックでした…。

「ジャックの方が先なんじゃい!」と言ってやりたかったですが、温厚な私(笑)には、とてもとても…、そんなことは言えません…でした。

当事者のジャックは、あまり気にしていないんですけどね!(笑)

ジャックは、コールクラークのヘッドを「リッケンバッカーみたい」と言います。ジャックの目には、コールクラークは全く別物に見えているようです。

実のところ、かくいう私もジャックと初めて出会った頃は、このようなデザインのヘッドはオーストラリアで流行っているのかな…と思っていました。人のこと言えませんねぇ…笑。

でもオーストラリアに移住してずいぶん多くのギター職人と会いましたが、こうした3つのパーツを組み合わせたヘッドデザインは、ジャックとコールクラーク以外に私は知りません。

それだけ日本ではコールクラークのイメージが強いということですね。

でもこれだけは言いたい!

ジャックはコールクラークが設立される前から、Three Wedge のデザインヘッドを作っていたんだということ。。

まあ、当のジャックはコールクラークを「全く違うデザイン」だと思っているくらいですから、本当にまったく気にしていないようなんですが。。

でも確かに実物を見比べてみると、同じなのは3パートに分かれていることくらいで、デザイン、細工、コンセプトが全く別だということが良くわかります!

ジャックが「Three Wedges」と呼ぶあのデザインを考えた経緯を、ジャック本人に聞いてみましたところ、ジャックはアールヌーボーや、アールデコのデザインが大好きで、あのヘッドデザインについては、戦前のアール・デコをイメージして作ったのだそうです。

見れば見るほど、美しいジャックのThree Wedgesデザインのヘッド。

このインパクトあるデザインに「ひとめぼれ」したのは言うまでもありません^^

実は、そんなジャックの3 Wedges Designにも、今に至るまでのいろいろな経緯があります。

そんな過去のデザインの経緯を画像で、下記にいくつか載せておきますね!

もちろん今でもご要望があれば、下の画像にあるような過去のデザインでヘッドを製作することも可能ですし、1本1本すべてが、ジャックによるハンドメイドですから、ご希望に合わせて、全く違うデザインでの製作も可能です!

ジャック・スピラ・ギターにひとめぼれBlog始めました!

「ジャック・スピラ・ギターにひとめぼれ」というタイトルで、ブログを始めました!

2010年5月ジャック・スピラのギターを初めて受け取る。 メルボルンにて

・・・ということで、あらためまして自己紹介させていただきます。
オーストラリア、メルボルン・シティ中心部から南東に車で1時間ほどの郊外、Pakenham(パケナム)という町に在住しております関根弘幸と申します。
オーストラリアには5年ほど前に移住してきました。

私は現在、Jack Spira Guitars日本総輸入代理店、JP Link Australia Pty LtdのManaging Director(メルボルン現地法人の社長)・・・なんて肩書だけはちょっとだけカッコよく見えるかもしれませんが、妻と2人だけで始めた小さな会社、いわば家内制手工業的自営業です・・・笑。

この法人を設立して間もない2013年から、ジャック・スピラ氏のギターを日本に紹介する仕事を始めました。

英語は夫婦そろって全くダメ。2人とも25年も昔の学生時代に学んだきりで、こちらに来たばかりの頃の英語力は、2人とも中学生レベル以下って感じでした。
・・・なのに、なぜ今メルボルンに会社を作ってジャック・スピラのギターを日本に輸出しているかというと、まさしく「ジャック・スピラ・ギターにひとめぼれ」をしてしまったから・・・に他なりません。

ジャック・スピラが作るギターの音色はもちろんのこと、なんとなくヨーロピアンな雰囲気の漂う上品なデザイン、そしてどことなく日本人に似た気配りのあるシャイなジャック・スピラという人の人柄に惚れこんでしまったわけです。

それで、この素晴らしいギターをぜひ日本に紹介したいと思ったわけですが、実は私はもともとギター業界にいたわけではなく、オーストラリア移住前、日本では20年以上、有機栽培や無農薬、減農薬といったこだわりのあるお米を農家地直送でお米屋さんに卸売りする仕事をしていました。

そんなこともあって、このブログタイトルはお米の品種である「ひとめぼれ」を掛けています・・・笑。

今では、ジャック・スピラ氏のギターも日本のギター雑誌等にいくらか取り上げていただけるようになり、日本での知名度も上がってきたことを非常に嬉しく感じておりますが、まだまだ伝えきれていないジャック・スピラ氏のギター製作に関することや、ジャック・スピラという人物、そして彼が作るギターの魅力を、彼のギターのファンの1人として、このブログで大いに語りたいと思っています!
異業種からの参入で何もわからないままドタバタでやってきたこれまでのエピソードも含めて、ざっくばらんに書きますので、どうぞよろしくお願い致します!

P.S.(注)ちなみにこの記事がこのブログで最初の投稿となりますが、それ以前の記事は別のWEBサイトから転記したものです。

(関根弘幸)

ジャック・スピラ北海道初上陸!

週末の東京ハンドクラフトギターフェス2017にむけて

週の始めに来日したジャック・スピラとソロギタリストぷう吉さんとともに行った

札幌出張の模様です。

5月半ば、八重桜満開でした。

今回の旅では札幌のギターショップ ラムジーズさん訪問と

音楽愛好家がたくさんいらっしゃる地なので

ぷう吉さんのミニライブを開催という二つの目的がありました。

ジャック自身もジャックのギターをお取り扱いいただく店舗も

北海道初上陸です!

現地では音楽の同好会をされている瀬尾さん、別の音楽愛好家の皆さんと

親交の厚い高山さん、バンド活動や音楽を通じた活動を積極的にされている金田さんご夫妻に

大変お世話になりました。

まずはぷう吉さんのミニライブ

ガンゲットダイマさんはフランスの懐かしいミュゼットと呼ばれる

アコーディオン曲が流れるレストランバー。

お客様もミュージシャンや音楽愛好家の方が多く

いろいろな音楽イベントも開催しています。

 

ぷう吉さんオフィシャルサイト(8月26日から恒例の北海道ツアー)

 

バラードもリズミカルな曲も超絶テクだけでない独特の個性で

初めての皆さんの心をぐいっとつかんでしまうぷう吉さんの演奏。

ぷう吉さんのギターもジャック・スピラによるぷう吉さんカスタムメイドモデルです。

ギター詳細はこちら

 

皆さんあたたかいムード。

あまり告知もできなかったのですが総勢20名ほどのお客様。

ぷう吉さんの演奏を初めて聴く方も多くいらっしゃいました。

ガンゲットダイマのスタッフとお客様の皆さんに囲まれて。

 

こちらが札幌のギターショップ、ラムジーズ。

 

札幌のギター愛好家御用達のこのお店には貴重なギターや掘り出し物がずらり。

 

お世話になった瀬尾さん 店長の成澤さんにギターをみていただきます

ジャック、緊張のひととき。

 

今回お持ちした3本のギターとともに記念撮影。

実際は中央のJS-4(詳細はこちら)が納品され、

2週間ほどでお客様にお買い上げいただきました。

現在もお店に1本在庫があります。詳細はこちら

試奏したい方はぜひラムジーズさんに行ってみてください。

 

毎晩楽しい皆さんとお会いできて、本当に充実した楽しい北海道旅行(出張)となりました。

はぐネットの皆さんと一緒に。

 

金田さんご夫妻と音楽を聴いたりセッションしたり楽しいひととき。

 

小樽観光にも行き、ぷう吉さんとも共演している

小樽のソロギタリスト浜田隆史さんにもお会いできました。

陽光ふりそそぐ運河のほとりに素敵なラグタイムの演奏が花をそえ

多くの人々が足をとめていました。

私たちもほのぼのとしたひとときを過ごさせていただきました。

お約束の北海道フードも満喫。

ジャックはスパイシーなスープカレーもお寿司も刺身もラーメンも楽しんだようです。

今となっては普通に思ってしまいますが

本当にお箸が上手で、全く違和感がありません。

3泊4日の札幌滞在を終え、この後は東京ハンドクラフトギターフェス2017へ。

東京ハンドクラフトギターフェス2017に出展のご報告(3回目)

今年も錦糸町で行われるハンドクラフトギターの祭典、
「東京ハンドクラフトギターフェス2017」に
今年もジャック・スピラ・ギターのブースができました。
オーストラリアからジャックも参加、日本に住んでいるジェレミーは、
まえにオーストラリアでジャックにギター製作を教わっていて
今は日本に住んでいますが、手伝いにかけつけてくれました
大阪のサウンドメッセでお世話になったみなさんとも一ヶ月ぶりに再会。
ひとり隠れている人がいますね。
初日の土曜の夜、ギタリストぷう吉さんによる
ジャックスピラギターで奏でるライブも開催しました。
今回は会場がシルクロードなイメージなので、ベリーダンスとのコラボ!
ご報告はこちら

THGFジャック・スピラ・コーナー3

この記事ではジャック・スピラ・ブースの様子をご報告しています。
展示ギターをご覧になりたい方はこちら(別のウィンドウで開きます)

昨年の8月にはメルボルンを訪れたラストギター小山さんご夫妻
さっそく展示の小型のギターDitsonをチェックされました
展示後、Ditsonはラストギターさんに。
南阿佐ヶ谷のお店でぜひ試奏して見てください。
商品詳細はこちら
THGFジャック・スピラ・コーナー5

ハートマンギターズの石河さんもブースを訪ねてくださいました
今回展示のエゾマツ×宇宙インレイギターはハートマンギターズさんにあります。
ぜひ渋谷のお店で手にとってみてくださいね。
商品詳細はこちら
THGFジャック・スピラ・コーナー8

仲良しギター仲間さん同志で楽しく試奏していただいている模様です。

THGFジャック・スピラ・コーナー7

匠弦(しょうげん)の植竹さんとジャック
ハンドクラフトギター製作家仲間です。
植竹さんもジャックの工房を訪れたことがあります。
お土産に大きな緑茶をジャックにプレゼント。
THGFジャック・スピラ・コーナー7

越前ギターさんと。若手ながら素晴らしい製作家と評判です。
いつもはす向かいの位置で、初回の出展のときから色々と教えていただいています・
THGFジャック・スピラ・コーナー6

搬入時にオーストラリアの国旗を持って
結局この国旗はギターケースの掛け布として活躍
THGFジャック・スピラ・コーナー設営中

お客様も皆様熱心にジャックに質問されます。
英語が堪能な方が多いです。
前野さんはご自身でもギターを製作中だそうです。
このギターは札幌に納品され、間も無くソルドアウトとなりました。
THGFジャック・スピラ・コーナー8

大阪でも東京でも会えました!(八木さんとは札幌でも)
田坂さんは山口から 八木さんは北海道からのお越しです。
THGFジャック・スピラ・コーナー9

昨年工房にも来てくれた凛太郎さん17歳
お互いに再会を喜んでいます。
THGFジャック・スピラ・コーナー12
東京ハンドクラフトギターフェス出演ギタリストの堀尾和孝さんも
今年もブースに立ち寄り、試奏してくださいました。
取材中とのことで、大変よいギターですねと言っていただきました。
THGFジャック・スピラ・コーナー11

ギタリストでありパーカッショニストでもある土屋祐介さんも
今年もブースに立ち寄ってくださいました。
小さいディッソンがお気に召して、
とても優しくてきれいな曲を弾いてくださいました。
それにしてもパンツと靴がおしゃれですね。
THGFジャック・スピラ・コーナー10

東京ハンドクラフトギターフェス初日夜には
すぐ近隣のレストランバー「シルクロードカフェ」にて
ぷう吉さんのコンサートをベリーダンスとのコラボで開催しました
ご報告はこちらです。
ライブぷう吉さんタイトル



その後、ハートマンギターズさん
ラストギターさんにギターを納品させていただき、
わたしたちはオーストラリアに帰国しました。

ハートマンギターズさんにエゾマツ×宇宙インレイギター
商品詳細はこちら
ハートマンギターズさん店内

ラストギターさんにはDitsonを納品させていただきました
商品詳細はこちら
ラストギターさん店内

メルボルンの工房に戻っていつもの日常。
日本と季節が逆なので秋で少し涼しいです。
ジャック・スピラ工房前にて

愛犬トリークルとリーラもご主人様が帰って来て嬉しそうでした。

愛犬トリークル

サウンドメッセin大阪、東京ハンドクラフトギターフェス、
そしてジャック・スピラギターで奏でた2回のライブなどなど、
たくさんの温かい皆様との出会いに感謝しております。
また来年、皆様とお会いできれば幸いです。

サウンドメッセin大阪ご報告
サウンドメッセ・東京ハンドクラフトギターフェス展示ギター一覧
Aki Miyoshiさんぷう吉さんによるジャックスピラギターで奏でるシークレットっぽいライブ@北浜地下酒場ご報告
ぷう吉さんによるジャックスピラギターで奏でるシークレットっぽいライブ@錦糸町シルクロードカフェご報告

ぷう吉のジャックスピラギターで奏でるシークレットぽいライブin錦糸町2017開催しました

 

東京ハンドクラフトギターフェス2017の初日夜、

ぷう吉さん愛用(特別仕様)のジャック・スピラ・ギターを奏でる

ソロギターコンサートを開催しました

 

ぷう吉さんオフィシャルサイト

ぷう吉さん愛用ギター

 

presented by Jack Spira Guitars

今回は会場からほど近い錦糸町のシルクロードカフェにて

会場の雰囲気から、ベリーダンスChiharuさんも特別出演。

ぷう吉さんのギターに合わせてベリーダンスを踊っていただきました。

お食事とお酒のおいしい会場でくつろいでライブとなりました。

40名定員でおかげさまで満員御礼となりました。

大阪に引き続き、こちらでもオープニングアクトは湖中さん。

昨年オーダーしたJS-4ACで演奏してくださいました。

休憩をはさんでオリジナルTシャツや

オーストラリアのお土産等が当たる恒例の抽選会を開催。

 

前半後半ステージとも幕開けはぷう吉さんのソロギター

美しくもタイトなリズムや絶妙な間にはっとさせられる

ぷう吉さんならではの個性的な演奏に会場の皆さんが魅せられるとともに、

いつもながら楽しくて機智にとんだトークで笑いがおこります。

そんななごやかな時間のあと、終盤にはベリーダンサーChiharuさんが

登場。アップテンポの曲にあでやかな舞が花をそえ、いっそう盛り上がります

いつもソロギターライブで聴いている曲も鮮やかさを増すようです。

 

会場の皆さんも熱心に真剣に、そして温かくステージに見入ります。

 

名残惜しいですがステージの最後は皆さんで集合写真!

 

その後は自由解散、会場でそのまま懇親会にうつります。

楽しい音楽仲間の皆さん。

ジャックと広島からきてくれた、友人のたかさん。

たかさんはメルボルンに数年前に住んでいて、ジャックにギター作りを

習っていました。一年ぶりの再会を祝って。

 

受付を手伝ってくださったこなかさんご夫妻と

ベリーダンスで活躍したChiharuさん

ありがとうございました!

 

シルクロードカフェマネージャーの松下さんと事前打ち合わせ時の一枚。

ステージもサービスもとてもよく取りはからってくださって

ほんとうによいライブとなりました。

ありがとうございました。

2017年展示会出品ギターMade by Jack Spira in Australia

2017年 サウンドメッセin大阪(4月)東京ハンドクラフトギターフェス(5月)
展示会に出品したジャック・スピラ(Jack Spira)のギターのご紹介です。
各リンクより詳細を参照していただけます。
JS-4#322_noinlay

シリアルナンバー322

model JS-4
sound board シトカ・スプルース
side back インディアン・ローズウッド
neck ヴィクトリアン・アッシュ
finger board インディアン・エボニー
rosette ウッドリング
(オーストラリアン・ブラックウッド)
シェル(アバローニ)
peg ゴトー G30B
scale 645mm
inlay なし
取り扱い店 三木楽器アコースティックイン(心斎橋)

詳細情報はこちら
JS-4#308_dragonfly_sapwood made by Jack Spira

model JS-4C
sound board シトカ・スプルース
side back ウェンギ
neck マホガニー
finger board エボニー
rosette スリムウッドサークル
オーストラリアン・ブラックウッド
(サップウッド使用)
peg ゴトー G30B
scale 645mm
inlay ドラゴンフライ(トンボ)
取り扱い店 ラムジーズ(札幌)

詳細情報はこちら 

JS-4AC#303inlay
 JS-4AC#303
シリアルナンバー303

model JS-4AC
sound board エゾマツ(北海道)
side back オーストラリアン・ブラックウッド
neck マホガニー
finger board インディアン・エボニー
rosette ジャック・スピラ・オリジナル・
スタンダード
peg ゴトー 510シリーズ
scale 645mm
inlay 宇宙
purfling シェルパーフリング(アバローニ)
その他 カッタウェイ・アームレスト
取り扱い店 ハートマンギターズ(渋谷)

詳細情報はこちら

ここまで同モデルが3つならびまして、これからは
違うモデルが2つ並びます
同モデルを取り揃えることで、来場者のみなさんに材の違いを
味わっていただきました
次のモデルは少々こぶりな000(トリプルオー)です

JS-ooo#318
シリアルナンバー318

model JS-OOOC
sound board アディロンダック・スプルース
side back インディアン・ローズウッド
neck マホガニー
finger board エボニー
rosette ジャック・スピラ・オリジナル・
スタンダード
peg ゴトー 510シリーズ
scale 645mm
inlay スロッテッド・ダイヤモンド
その他 カッタウェイ
取り扱い店 三木楽器アコースティックイン(心斎橋)

詳細情報はこちら

JS-Ditson 初登場のジャック・スピラオリジナル焼き印にも注目!
#350_JS_Ditoson_all

#350_JS_Ditoson_backhead
シリアルナンバー350

model JS-Ditson
sound board レッドシダー
side back オーストラリアン・ブラックウッド
(別名ライトウッド)
neck マホガニー
finger board エボニー
rosette スリムシェルロゼッタ
peg ウェーバリー
scale 623mm
inlay スロテッドダイヤモンド
その他 ヘッドのバックにジャック・スピラ焼き印
取り扱い店 ラストギター(南阿佐ヶ谷)

詳細情報はこちら

なお、下記のギターはオーナー様より展示のご了承をいただいて
展示しました。
最初の3点と同じモデルJS-4AC(アームレスト・カッタウェイ付)
サンライズのピックアップ装着済み(装着は日本にて)

JS-4AC#341_grapeandwine

シリアルナンバー303

model JS-4AC
sound board アディロンダック・スプルース
side back インディアン・ローズウッド
neck マホガニー
finger board エボニー
rosette ジャック・スピラ・オリジナル・
スタンダード
peg ゴトー 510シリーズ
scale 645mm
inlay ブドウのツル(指板)
ワイングラス(バック)
purfling ブラックパール
その他 カッタウェイ・アームレスト

詳細情報はこちら

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ジャック・スピラギターで奏でるシークレットっぽいライブ2017@北浜地下酒場のご報告はこちら
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