サウンドメッセin大阪2017前夜に開催された恒例の
「Jack Spira Guitarで奏でるAki Miyoshi&ぷう吉のシークレットっぽいライブ」
会場はおなじみ北浜の地下酒場さん 居心地のよいお食事もおいしい会場です
こちらで開催させていただいて今回で3回目となります
今年も満員御礼、ありがとうございました!
Aki Miyoshiさんオフィシャルサイト
ぷう吉さんオフィシャルサイト
まずはAki Miyoshiさんのステージから
クラシックギターで鍛え抜かれ昨年はポーランドの国際大会でも
ファイナリストで第6位、アジア人最高位を獲得し
腕にますます磨きがかかった流麗で豊潤なサウンドに一同うっとりです
Aki Miyoshiさんの使用ギターはこちら
オリジナルシェイプとセッティングでジャックスピラにオーダーし
ぷう吉さんと同時の2014年9月に完成したものです
クラシックギター愛用のAkiさんなので、スロッテッドヘッド、
インレイには愛犬とオーストラリアの鳥があしらわれています
さてこちらも恒例になった、オリジナルTシャツやオーストラリアのお土産が当たる
お楽しみ抽選会をはさんでの後半は、ぷう吉さんによるステージ。
約3ヶ月のオーストラリア滞在から2月に帰国、その後の台湾遠征を控え
鋭いリズム感とスパイスのきいたクールな持ち味で
オーディエンスをぐぐっとつかみます。
ぷう吉さんの使用ギターはこちら
Akiさんと同時にぷう吉さんデザインのオリジナルシェイプとセッティングで
ジャック・スピラにオーダーし2014年9月に完成したものです。
トレードマークのブタの親子と足跡がインレイであしらわれています
最後の2曲はお二人のコンビ。
それぞれの個性が際立ちながらも息がぴったりの演奏。
お二人の音楽性がジャック・スピラのギターの魅力をひきだし
あますことなく見事に伝えることができたライブとなりました。
オープニングアクトは
やはりジャック・スピラギターを昨年オーダーした湖中淳二さん
ご趣味ということですが、フィンガーピッキングスタイルのソロギター上級者です
ブドウとワインが好きで指板のインレイに美しいブドウが描かれています
バックのヒールの下には白ワインのグラスがシークレットインレイで入っています
湖中さんの使用ギターはこちら
ジャック・スピラのオリジナルモデルの中で一番人気のJS-4ACでオーダーされました
ライブ終了後は地下から一階に上がって懇親会
東京や横浜から来てくれたみなさんと一緒に
ご参加ありがとうございました!
サウンドメッセin大阪2017にジャック・スピラ・ギターズ出展(3回目)
今年もジャック・スピラ・ギターズは、サウンドメッセin大阪に出展しました。
2013年の初回サウンドメッセ登場はドルフィンギターズさんのブース内にて
その後2014、15、17と自社ブースとしては3回目となります。
ブースには今年もたくさんのギター好きな皆さんが立ち寄ってくださいました。
この記事では展示会でご紹介したジャック・スピラ・ギターのカスタムオーダーサイトの
ご紹介と、サウンドメッセin大阪の模様を写真たっぷりでお伝えします。
開催日は2017年4月15日(土)、16日(日)。
出展ギターはこちらでご覧になれます。 (別画面で開きます)
その前日の夜には毎年恒例となった
「ジャックスピラギターで奏でるAki Miyoshiとぷう吉のシークレットぽいライブ」
を開催しました。
お二人のソロギターライブ、それぞれの個性ある演奏と息のあったお二人の演奏も
使用ギターはお二人がそれぞれジャック・スピラにオーダーした
カスタムオーダーギターです。
出来上がりから2年半、ますます音に磨きがかかり、
会場の皆さんを魅了しました。
こちらの満員御礼、参加の皆様本当にありがとうございました。
「Jack Spira Guitarで奏でる Aki&ぷう吉のシークレットっぽいライブ」
の模様はこちら (別画面で開きます)
こちらの画像は今回配布したジャック・スピラ・ギターのカスタムオーダーサイトの告知です
おすきな仕様をえらんでいくと、お見積もりできるようになっています。
この時点で決済は発生せず、お申し込みいただいてからやり取りして行きますので
安心していろいろとご検討ください。
いろいろな材やインレイなどが載っていますので妄想を膨らませてくださいね。
今回上記のお取り扱い店様のリストに加え、
札幌のラムジーズさんがジャック・スピラ・ギターの取扱店様として
加わりました。
展示会のモデルを納品させていただいたところ、納品2週間で購入されたということで
現在また新しいモデルを納人させていただいています。
パドゥークという赤みの強い色の木をサイドバックに使ったモデルです。
詳細はラムジーズさんサイトへ 【サンセットアフリカ】
カスタムオーダーサイトの告知チラシ、今回は初の漫画チラシです。
カスタムオーダーサイト jackspira.jp はこちら(別画面で開きます)
さて、今回のサウンドメッセin大阪 チームジャック・スピラ・ギターズの
皆さんと集合写真!
国際的に活躍しているソロギタリストAki Miyoshiさん、ぷう吉さん
そして大阪在住の湖中さんご夫妻
絶大なご協力ありがとうございました!
Aki さんとぷう吉さんには、前夜のシークレットっぽいライブに加え
サウンドメッセでのアコースティック・デモンストレーション・ステージにて
演奏をしていただきました。
それぞれの個性的な演奏と個性的なギター
立ち見が出るにぎわいとなりました。
Aki Miyoshiさんオフィシャルサイト
ぷう吉さんオフィシャルサイト
今回の展示会で配布させていただいたチラシは
カスタムオーダーサイトのチラシとモデル一覧のチラシです
デモンストレーション演奏模様
Aki Miyoshiさん
ぷう吉さんのデモンストレーション演奏模様
ハンドクラフトブースの全景
前回にも増して日本国内のみならず世界各国からさまざまな職人さんが参加
個性的なギターが一堂にそろいました
ブースを訪れてくださったソロギタリスト木村オカピさん
ぷう吉さんのファンの皆さんがブースに立ち寄ってくださいました
九州から来られたソロギタリスト油布諒介さん
現在はスペインで音楽活動中です
インドからギターの材で出展した方とジャックスピラギターブースでセッション!
京都のソロギタリスト 吉浦啓介さんと
吉浦さんはジャック・スピラ・ギターズがあるメルボルンで
音楽活動されていました。ジャック・スピラのオーダーメイド
魚のインレイのギターを使用しています。
楽しいギター仲間の皆さんとご一緒させていただきました
山口と大阪から
設営の第一歩はタペストリーの設置から
あっという間の2日間、ありがとうございました。
みんなで撤収するところをサウンドメッセ実行委員会の末次さんに
撮っていただきました。
ジャック・スピラが、ムック本「アコースティック・ギター作りの匠たち2」で
取り上げられました!
ジャック・スピラが、シンコー・ミュージックのムック本「アコースティック・ギター作りの匠たち2」で、
4ページに渡りインタビュー記事が掲載されました。
インタビューでは、およそ30年に渡るギター製作の変遷や、
スティングに制作したディッソンの話などをはじめ、
ジャック・スピラのギター作りや人柄をより深く理解できる記事内容になっています。
【オリジナルTシャツ2017】
大阪サウンドメッセ、東京ハンドクラフトギターフェスにて限定販売!
毎年、大阪サウンドメッセ、東京ハンドクラフトギターフェスにて、
ご好評をいただいておりますオリジナルTシャツ2017版が、
新しいデザインで限定販売となります!
今年はジャックの人気モデルJS-4のシェイプをかたどったデザイン。
そして生地は初めて夏用の快適素材を使用して制作しました!
大阪サウンドメッセと東京ハンドクラフトギターフェスのジャックスピラブースにて販売します。
数量限定、サイズはS,M,Lで、価格は2500円(税込)
無くなり次第終了となりますので、お早目に!
2017年4月15日(土)~16日(日)大阪サウンドメッセ
2017年5月20日(土)~21日(日)東京ハンドクラフトギターフェス
色は赤と青の2色ですが、会場で違う色を見つけた方はラッキーです…笑。
(こっそりとスタッフに「違う色はある?」と聞いてみて下さいね。)
東京ハンドクラフトギターフェス2016に出展しました!
今年も東京ハンドクラフトギターフェス2016に出展しました。
ジャック・スピラ・ギターズブースは3回目の出展です。
ジャック・スピラ本人もすでに来日5回目、顔見知りの出展者さんも増え
クラフトマン同志で再会を喜び合ったり、情報交換したり、刺激を与え合ったりと
楽しんでいる様子でした。
ブースも終日試奏をされるかたが後をたたず、2周3周されてからやっと弾けたという方もいて、
大にぎわいの二日間となりました。
この下にたくさん写真を掲載していますのでご覧ください。
展示ギターは今回5本、特に二つの同じ型でトップだけ違う材のギターも製作し、
お客様に音色の違いを楽しんでいただきました。
出展モデルの詳細は記事の末尾に、たっぷりの写真とともにご紹介しました。
ジャック・スピラ・ギターを弾いていただいている フィンガーピッキングスタイルのソロギタリスト
ぷう吉さんによるライブも、初日の夜開催されました。
事前予約のみの受付で早々と満員御礼、ぷう吉さんの演奏とトークで
会場は大いに盛り上がりました。
全編ご自身特注のジャック・スピラ・ギターによるカバーアルバムも今回発表、
こだわりぬいた演奏と音色を堪能できます。
まずは会場入り口。いつもの錦糸町駅前、丸井の上のすみだ産業会館での開催です。
前日に搬入!ぷう吉さんが手伝ってくれました!
翌日はぷう吉さんがJack Spira ギターをライブで演奏してくれます
テーブルにオーストラリアの国旗もかけて、
新作のギターと新しいデザインのTシャツも設置しました。
出展ギターは5本です。
今回は初日一日、オーストラリア人で日本在住のジェレミーも手伝いにきてくれました。
音大でクラシックギターを学び、ギター作りもジャックから学んでいるので
その知識と演奏は素晴らしいんですよ。ギター大好きなんですね。
あの吉川忠英さんがブースに!
参考リンクAcoustic World インタビュー記事
実はジャックもわたしたちも何度かライブに伺ってお会いしていて、
いつも温かい言葉をかけてくださいます。
ジャックのギターも高く評価していただいています。
Tシャツも二枚お買い上げいただきました。ありがとうございました。
そしてあのアコギ一本勝負の堀尾和孝さんも!(オフィシャルサイトはこちら)
生徒さんがジャック・スピラギターをご存知で、紹介してくださいました。
楽しそうにギターを試奏していただき、自然と黒山の人だかりになりました。
現在ギターをオーダーいただいていて、ジャックが製作進行中の
仲山さんが福島からお越し下さいました。
初めての対面!会場でさらにインレイなどの打ち合わせも。
終日ブースは大忙し!
下関から田坂さんも来てくださいました。
ふたりの佳子と魚のインレイのギターを作った吉浦さん、そしてジャック
みんなメルボルンにあるジャックの工房を訪ねたことがあります。
ギター女子が板についてきた佳子さん
今回はジャックのお父さんのジョンさんと甥っ子のベン君も来日、
先日メルボルンを訪れた大阪在住の湖中さんご夫妻とお友達の額田さんと
一緒にパチリ。
美穂さん、小さいかわいらしいギターがお似合いですね♪
毎回展示会に来てくれる千春さんとジャック。
今回はもうひとつのオーストラリアから参加のメーカーさんがいました!
すでにお会いしていたシドニーのFICANギターさん。エレクトリックギターです。
お手伝いしているシドニー在住のゆかりさんと関根(典)は同じ高校出身で
出会いはメルボルンでした。いろいろな偶然にお互いびっくり。
初日の夜はJack Spira Guitars Presents,ぷう吉さんのシークレットっぽいライブ。
会場はギターフェス会場から歩いて5分の錦糸町パピーズさんです。
関東近郊のみならず熊本、下関、大阪など遠方からもご参加いただきありがとうございました。
ぷう吉さんのギターはJS-P1というモデルで、
特注のボディやヘッドの形状と素材の組み合わせです。
ぷう吉さんならではのリズミカルでシャープなリズムと
歌うようなバラードを色鮮やかに際立たせます。
ライブは新作のCD 「PPL」の曲を中心にたっぷり二時間ほど。
いつもながら楽しいトークで会場もわきました。
こちらが新作のCD「PPL」です。
聞き覚えのあるラブソングのカバー曲集となっています。
こだわりぬいた音も存分に楽しめる一枚です。
ぷう吉さんオフィシャルサイト
ジャケットをあけるとJack Spira Guitarsの表記が!
オーストラリア土産の抽選会も盛り上がりました。
みんなで集合写真!ご来場の皆様、ぷう吉さん、本当にありがとうございました。
左からジャックのお父さんのジョンさん、ジャック、甥っ子のベン君15歳
ベン君は初めての海外旅行だそうで、今回は鎌倉や上野動物園や水族館、
軽井沢、日光と東京近郊を楽しんだそうです。いい思い出になるといいですね。
ジョンさんはイギリスから40年くらい前にオーストラリアに移住して
シドニーの近郊の海辺に住んでいます。世界中、オーストラリア中旅行している
冒険家です。ご自身もサックスの趣味があり、いつも優しい紳士です。
ライブ後の懇親会、音楽談義やギター談義、楽しい時間となりました。
こちらは阿佐ヶ谷のラストギターさん。
展示会終了後にうかがいました。
ショップオーナーの小山さん。じっくり試奏します。
ラストギターさんには、今回出品5点のギターのうち、4点が入荷されています!
Jack Spira Guitarsの一覧はこちら。
東京ハンドクラフトギターフェスで心残りのあった方はぜひ行ってみてください。

阿佐ヶ谷、もしくは南阿佐ヶ谷からすぐ近くのお店です。
今回制作したジャック・スピラ・ギターズのリーフレットです。
表面はジャック・スピラのご紹介
裏面は代表モデルのご紹介です。
以下、今回展示モデルのご紹介です。
モデル : JS-P1C
ぷう吉さんのオリジナルモデルです。素材も同じです。
低音の響きをねらってウェストの細いボディとなっています。
お取り扱い店 : ラストギター(2016年5月現在)
サウンドボード : アディロンダック・スプルース
サイド・バック : アマゾン・ローズウッド
ネック : マホガニー
フィンガーボード : エボニー
ペグ :Gotoh 510
インレイ : Cats
その他 :カッタウェイ
JS-P1C ヘッドにも猫と足跡
中央はオーストラリアン・ブラックウッド、両サイドはエボニーの
ジャック・スピラオリジナルのスタンダードデザインのヘッドです。
JS-P1C フィンガーボードにはもう一匹の猫と足跡が
モデル :JS-000
マーティンスタイルで立ち上がりの良いバランスのとれた音色です
お取り扱い店 : ハートマン・ギターズ(2016年5月現在)
サウンドボード : シトカ・スプルース
サイド・バック : インディアン・ローズウッド
ネック : マホガニー
フィンガーボード : エボニー
ペグ :Gotoh G30B
ロゼッタ : ウッド・リングとシェル
JS-000 ヘッドの裏にもオーストラリアンブラックウッドがあしらってあります。
JS-000 ロゼッタはウッドリングにシェル、
ブリッジはジャック・スピラのオリジナルスタンダードスタイル
モデル : JS−4A
ジャック・スピラの人気のスタンダードモデル
今回はサイドバックを変え、カッタウェイありとなしで2本制作しました。
こちらはカッタウェイなし、サイド・バックはインディアン・ローズウッドです。
シトカ・スプルースで作ったこのギターは豊かな倍音を感じる中音域と
バランスがとれた音色でオールラウンドなギターに仕上がりました。
お取り扱い店 : ラストギター(2016年5月現在)
サウンドボード : シトカ・スプルース
サイド・バック : インディアン・ローズウッド
ネック : マホガニー
フィンガーボード : エボニー
ペグ :Gotoh 510
バインディング・アームレスト・ヘッドには
木目が美しいオーストラリアンブラックウッドをあしらいました。
JS−4A バック
JS−4A ヘッドの裏にも木目の美しいオーストラリアン・ブラックウッドがあしらってあります。
ペグはGotoh 510
こちらはヘッドの表。中央はオーストラリアンブラックウッド、両サイドはエボニー
ジャック・スピラのオリジナルデザインのヘッドです。
モデル : JS−4AC
ジャック・スピラの人気のスタンダードモデル
低音が響き高音がきらびやか、全体にブライトなサウンド。
今回はサイドバックを変え、カッタウェイありとなしで2本製作しました。
こちらはカッタウェイあり、サイド・バックはインディアン・ローズウッドです。
アディロンダック・スプルースのサウンドボードは、シトカ・スプルースより堅い材で
経年による音の変化が楽しめます。
バドゥークという赤色の材をバインディング・アームレスト・ヘッドに使用。
美しいコントラストが出ました。
お取り扱い店 : ラストギター(2016年5月現在)
サウンドボード : アディロンダック・スプルース
サイド・バック : インディアン・ローズウッド
ネック : マホガニー
フィンガーボード : エボニー
ペグ :Gotoh 510
バインディング・アームレスト : パドゥーク
JS−4AC アームレスト・バインディングとロゼッタ。
ボディの大きさを感じさせないアームレストの仕上げは赤い色が特徴のパドゥーク。
バインディングも同じ材で、サウンドボードとのコントラストが際立ちます。
ロゼッタはジャック・スピラのオリジナルスタンダードデザイン。
JS−4AC サイドバックはインディアンローズウッド。赤いバインディングはパドゥーク。
JS−4AC ジャックスピラのオリジナルデザインのヘッド
中央はパドゥーク、両サイドはエボニー、ペグはGotoh 510
続いては小型のモデルの「ディッソン」
モデル : JS−Ditson
お取り扱い店 : ラスト・ギター(2016年5月現在)
100年ほど前に作られたマーティン社のDitsonというモデルを復刻。
過去に英国のロックスター スティングのオーダーで同モデルを4本製作しました。
今回の仕様はスティングのために製作したものと同じ仕様です。
小型でありながらよく響き、十分な音量が得られます。
サウンドボード : ウェスタン・レッド・シダー
サイド・バック : オーストラリアン・ブラックウッド
ネック : マホガニー
フィンガーボード : エボニー
ペグ :ウェーバリー
ヘッド : スロッテッドヘッド
ショートスケール 623mm
JS−Ditson サイドバックはオーストラリアン・ブラックウッド
ハワイアンコアと同じ種類の材です。
中央のラインはサップウッドといって、同じ材の一部分が白っぽくなっている
天然の模様が出ています。
サウンドボードは、ウェスタン・レッド・シダー
ソフトな優しい音色が特徴です。
ヘッドはスロッテッドヘッドにジャック・スピラのロゴが。
ペグはウェーバリーの白です。
おまけの一枚です。ジャックのお父さん、甥っ子とぷう吉さんと一緒に
フェスの搬出後、浅草でお好み焼き屋さんに行きました。
ジャックファミリーはみなさん柔軟で、納豆は食べられるし
もんじゃもあんこも大丈夫、おいしいですといって食べてくれるので、
餅チーズ入り豚玉とか納豆入りお好み焼きとか
もんじゃ焼きもしめのあんこ巻きも、いろいろ一緒に楽しみました。
お好み焼き屋さんのおかあさんもびっくりしていましたよ。
2015年11月 サウンドメッセin大阪2015 レポート
サウンドメッセin大阪2015、今年も出展しました!
今回はブースの規模を二倍に拡張し、展示ギターも12本、さらにウクレレも1本展示しました。
以下はJack Spira Guitars 展示モデル一覧です。
それぞれのモデルの写真は、記事の最後尾にありますので、ぜひそちらもチェックしてください。
会期 2015年11月14日、15日
ブーススタッフ 関根 弘幸、関根 典子、Jack
Spira
ギタリスト Aki
Miyoshi、Pukichi
展示ギター Jack Spira Guitarsによる12本、うち新作9本。
展示ウクレレ(初) オーストラリアのGladstone
Guitarsによるウクレレを1本展示。
デモンストレーション ギタリストAki
Miyoshi、Pukichi
によるデモンストレーション演奏を
ブースにて一日3回、計6回実施。大型ステージでのデモンストレーション1回実施。
ブースにのべ150名以上のギターファンが訪れデモンストレーションを鑑賞、
Jack
Spiraと交流したり、試奏を楽しみました。
アコースティックギターマガジン、アコースティックギターワールド、
アコースティックギターブックの取材も来ていただきました。
以下写真満載でレポートをおとどけします。
今回新しく作ったブースに飾るバナーです。
ジャックオリジナルのヘッドをあしらいました。
こちらも今回初、ステッカーです。iphone6やタブレット、ギターケース
手帳やPC、冷蔵庫など、どこにでも貼っていただけたら嬉しいです。
二倍の面積になって壁もできた新生ブースです。
前回同様、Tシャツも販売しています。
ウミガメギターを持ってスマイルのジャック。
来日も今回4回目となりました。
セッティングできたどー! の図
10本のギターの搬入 軽自動車なのにこの収納力!
同じく搬入日、実行委員長の武田さんが元気に会場内を回ってました。
本当におつかれさまです!
一日3回、ブースでのデモンストレーション
ぷう吉さん Aki Miyoshiさん お二人それぞれの演奏も素晴らしいし
二人でのコンビネーションもとても素敵です!
毎回たくさんのお客様が見に来てくださいました。
お二人が使っているギターはもちろんジャック・スピラギターで
昨年それぞれの演奏スタイルにあわせてジャックが特別に作ったものです。
せまいスペースにたくさんのお客様が集まってきてくださいました。
フィンガースタイルギタリストのokapiさんも
サウンドメッセの他のブースでデモ演奏されていて、お立ち寄りいただき、
何本か試奏していただきました。気に入っていただいたようです。
同じくサウンドメッセステージで演奏していた天才少年ギタリスト西村ケント君も
当ブースに立寄り、試奏してくださいました。
ギタリストでありウクレレプレイヤーの鈴木智貴さん。ジャックと初対面!
ジャックが制作したギターをお持ちです。(ナスカ コンドル)
そのギターを使ったCDもブースで販売させていただきました。
おしゃれなご両親につれられてかわいいお客さんも!
ロッカーとして育てたいのだとか。
ジャック・スピラのステッカーもギターに貼ってくださいました。
アコースティック・ギタープレイヤーもありだとか。
サウンドメッセin大阪2015の初日の夜は
「秋だ一番!ジャック・スピラ・ギターで奏でるシークレットっぽいライブ」
第3弾でした。(第2弾は5月に麹町にて開催しました)
フィンガーピッキングスタイルのソロギタリスト、ぷう吉さんとAki Miyoshiさんの
お二人による素晴らしい演奏と楽しいトークのライブです。
使用しているギターは昨年出来上がったお二人それぞれの演奏スタイルに合わせて作った
特別オーダーのジャック・スピラギターです。
ぷう吉さんのオフィシャルサイト
Aki Miyoshiさんのオフィシャルサイト
Akiさんとぷう吉さんがメルボルンに来てジャックにギターをオーダーしたときの模様はこちら。
満席のお客様。二人の素晴らしい演奏に聞き入っています。
オーストラリア土産があたる抽選会も。
お客様のなかで明日のサウンドメッセにいけなくなってしまい
チケットを提供してくれた方がいて、そのご好意もありがたく抽選の賞品になりました。
ありがとうございました!
みんなでチーズ!
ほんとうにありがとうございました!
東京や名古屋からジャックに会いにきてくれたみなさんも
湖中さんご夫妻。デザイン違いでTシャツゲット。
お二人ともギターを弾く素敵なカップルです。
アコースティックギターワールドのシゲエダさん。
会場内を取材に回っています。毎回ほんとうにおつかれさmです。
シゲエダさんが取材をしてくださった特集記事はこちら
アコースティックギターワールド ギター製作家インタビューJack Spira
東京阿佐ヶ谷のラストギター オーナーの小山さんがご来場。
ジャックのギターを5月より取り扱っていただいています。
JS-000C
JS-4AC Sunset Africa
池袋のセレクト10ギターズ オーナーの森下さんご来場。
ジャックと初対面を果たしました!
現在ジャックのギターが2本セレクト10ギターさんにあります
Ditson
JS-4AC
サウンドメッセ終了後、梅田の三木楽器さんに納品へ。
今回は出展したウクレレ1本と
ジャック・スピラのギター2本お取り扱いいただきました。
現在取り扱い中のギターはこちら
JS-5C
JS-4
ドルフィンギターズさん訪問
現在9本扱っていただいています。
Jack Spira 在庫状況はこちら
日本の有名ルシアー、杉田健二さんにちょうど会うことができ、
情報交換をするジャックと杉田さん。
ルシアー同士、話はつきないのでしょうね。
今回新作として出展したギターはこちら
#315 JS-4C Space Suttle
316 JS-Ditson ドルフィンギターズ(大阪江坂)取扱い
317 JS-P1 Cats
318 JS-000C
JS-319 JS-4C Sea Turtle ドルフィンギターズ(大坂江坂)取扱い
320 JS-5C Galaxy-S 三木楽器(梅田店)取扱い
321 JS-000
322 JS-4 三木楽器(梅田店)取扱い
その他東京渋谷のHeartman Guitarsさんにも ジャック・スピラのモデルをそろえております
現在の在庫状況はこちら
こちらは5月にジャックが訪れたときの写真です。
向かって右が店長の石河太陽さんです。
次回は東京ハンドクラフトギターフェス2016にてお会いしましょう!
2016年5月21日(土)22日(日) 東京錦糸町丸井上にて開催です。
ジャック・スピラ本人も来日します。
21日夜はギターフェス会場そばで、
ジャック・スピラギターで奏でるシークレットっぽいライブ第3弾があります。
2015年5月 TOKYOハンドクラフトギターフェス2015 レポート
東京ハンドクラフトギターフェス2015に出展しました!
日程 5月23(土)、24日(日)
会場 すみだ産業会館サンライズホール(錦糸町駅前 丸井上)
展示ギター 10本
ブーススタッフ 関根弘幸、関根典子、ジャック・スピラ
出展したギターのリストです。
それぞれのギターの写真はこの記事の末尾のほうにあります。
新作Tシャツもできました!今回はモスグリーンにシルバー
今年限定ということで2015年と入っています。
Night Sky in Australiaをもってにっこり。
サイド・バック・インレイの大地の部分にパドゥークという赤い色の木を使い、
オーストラリアの赤土を表しました。
アームレストも施され低音が美しいギターとなりました。
ハンドクラフトギターフェスでの楽しみは、ほかの職人さんと出会えること。
新進気鋭の越前ギターさんと一年ぶりに再会しました。
こちらのモダン・パーツさんはペグを宝石みたいにデコレーションして
ギターのランクをさらに高くされているそうです。
ギター関連でもいろいろな仕事があって面白いですね。
土日二日間、たくさんのお客様がきてくださいました。
東京ハンドクラフトギターフェスに来るお客様は事前チェックがすごい!
すでにホームページやフェイスブックをチェックしていて
遠くから来てくださる方も多く、できるだけゆっくり試奏を楽しんでいただきました。
いつも応援しにきてくださる方々をご紹介♪
ギターがとても上手な長塚さん。あちこちのライブでご活躍です。
新婚さんの湖中さんご夫妻 ご夫婦でギターを楽しむって素敵ですね
ギタリストの古川さん メルボルンに住んでいて、現地でのライブにも
お邪魔したことがあります。日本でも日豪交流のイベントを主催されたり
とても活動的な方です。
いつも名古屋から駆けつけてくれる冨田さん ありがとうございます!
初日の夜に開催するAki Miyoshiさんとぷう吉さんのライブ会場を貸していただく
麹町のゼンカフェ・マリーナのオーナー 高田さん。音楽大好きです。
上から 米澤さんご夫妻、そしてロック大好きな今井さん、米澤さん
女子ギター率あがってます?
仲良し飯田さんご夫妻。こちらもご夫婦でギターを楽しんでいるすてきなご夫婦です。
小さいギターを持ってみた、ベリーダンサーで気功インストラクターの宇田川千春さんです^^
その他にもたくさんのご来場のみなさん、
いつも温かい応援をいただき、本当にありがとうございます!
さて一日目の夜、5月23日(土)7:30より東京麹町のゼンカフェ・マリーナにて
ジャック・スピラギター・デモンストレーションコンサートを実施しました。
ジャック・スピラギターで奏でるAki &ぷう吉のシークレットっぽいライブ
2014年のサウンドメッセin大阪のときに引き続いて第二弾です。
お二人それぞれの個性豊かなフィンガーピッキングスタイルのギタープレイを堪能できる
ギターファンには見逃せないライブでしょう。
出演ギタリスト Aki Miyoshi、Pukichi
定員30名、来場者30名の満席となりました。
ご来場の皆様ほんとうにありがとうございました!
約2時間にわたるコンサート、お二人のトークもとても楽しく、
食事も出てなごやかな雰囲気です。
静かに聞き入るみなさん
都心の喧噪を忘れるひとときです。
ライブの最後はみんなで集合写真
みなさん本当にありがとうございました!
ぷう吉さんお酒の瓶をもっていますがご自身は全然飲まない方です^^
オフタイムのお散歩にも行きました。
ジャックとぷう吉さんで神社散策
この旅でゲットした日本の彫刻刀です
老舗の刃物屋さんに行って購入したそうです。
さてジャックのギターはメルボルンの郊外にある工房で作られています。
ダンデノン丘陵という美しい地域にあります。
工房へ行く道を振り返ったところ
高台で遠くに海が見えます。きれいな鳥がたくさんいて、いつもさえずりが聞こえています。
この出来上がったギター達も最初は材木から
どの木目がいいとかこの色目がいいとか、この材の組み合わせがいいなど
いろいろな討議を重ねて仕様をきめます。
たった一人なのに驚くほど仕事が早いジャックですが
ひとつのギターを作り上げるまでの工程は相当です。
専業で作っていても1本最低で二ヶ月。
天候や木の状態により、何月何日に絶対出来上がると約束できるものではないのです。
たくさんの木との対話から逸品が創り上げられるのですね。
いろいろな大きさのギターのサウンドボード
同時進行で作ります。
No310 JS-5A ナスカコンドル
No 303 JS-4AC エゾマツで作った赤トンボのギター
No 311 JS-Ditson サウンドボードはシトカ・スプルース
下の写真はこのギターのファーストストリングスアップのときの模様
初めて音が出るのが弦を張ったとき。ここから一週間ほど弦を張ったままおいて
最終調整します。ここに至るまで2ヶ月弱かかります。
No 307 JS-5AC Night Sky in Australia
サイドバックがバドゥークという赤い木です
インレイ部分。満天の星空を見上げる二頭のカンガルー
ヘッドにまでたくさんの小さな星々。これらはすべて手でシェルをカットし
ひとつひとつ埋め込んでいます。
ミルキーウェイの部分は溝を作ってポリウレタンを流し込み
砕いたシェルを立体的に見えるようにちりばめてあります。
No 312 JS-A1C グレープのインレイ
ギタリストAki Miyoshiさんのモデルです。
No 309 JS-4ACアフリカ
こちらもサイド・バックにパドゥークという赤い木材を使用しています
ボトムもこのように美しい木目を生かしています。
このギターの内部
見事なスキャロップド・ブレイシングとなっています。
No 305 JS-0000C シンプルなデザインですが、バックが3ピース。
ブラウンはオーストラリアン・ブラックウッド、中央の薄い色はヴィクトリアン・アッシュ
どちらもオーストラリアの木です。
ジャックのギターのお取り扱いは下記の店舗にてございます
Heartman Guitars (東京・渋谷)
Dolphin Guitars(大阪・江坂、東京・恵比寿)
Last Guitar(東京・阿佐ヶ谷)
Select10 Guitars(東京・池袋)
三木楽器(大阪・梅田)
2016年も東京ハンドクラフトギターフェスに出展します。
ジャック・スピラ本人も来日。初日にはジャック・スピラギターで奏でるスペシャルライブも
また皆さんにお会いできるのを心より楽しみにしています。
2014年10月サウンドメッセin大阪への旅 山あり谷あり感動あり・・・のご報告
今回で、ジャック・スピラ2回目の来日となりました。
目的は2014年10月に開催されたサウンドメッセin大阪への出展です。
また日本にたくさんの友人ができたので、再会も楽しみとなりました。
これから始まるのは、山あり谷ありどっきりあり感動ありの、ジャックの旅の記録、
どうぞ最後までお楽しみいただければ幸いです。
ちなみに次の出展は5月23日(土)24日(日)に開催される
東京ハンドクラフトギターフェスティバルです♪ ただいま新作ギター製作中です。
お楽しみに!
話は戻りまして、大阪で展示したギターは5つ。
うち新作ギターは3つ それぞれにユニークなインレイ(貝の細工)が施されています。
ギタリスト Aki Miyoshiさんシグネチャーモデル JS-A1
ぷう吉さんシグネチャーモデルJS-P1
JS−1 小さなサイズのジャック・スピラによるオリジナルモデル
Akiさん ぷう吉さんは 2014年1月にメルボルンのジャックの工房を訪れ、
それぞれの仕様でギターをオーダーしました。
形も材の組み合わせもオリジナル、それぞれの演奏スタイルに合った仕様です。
あと二つは、現在渋谷のハートマンギターズさんにある
JS-3C 詳細はこちら
永遠と再生のシンボル、二匹のケルティックドッグのインレイです。
大阪に行く前に渋谷にうかがって、お借りしてきました。
5月以来の再会を喜び、みんなでチーズ!
もう一本は 大阪江坂のドルフィンギターズさんにある
JS-2C 小さいモデル。
オーストラリアの海の生き物「ウィーディーシードラゴン」を
ジャックのデザインでくるっとまるめたインレイが入っています。
こちらの計5本のギターが、今回のサウンドメッセin大阪での展示品です。
さてAkiさんぷう吉さんのギターに、話が戻ります・・・・・・。
ふたりのギターは細かい打ち合わせや確認を経て、10月に日本にやってきました。
1月の訪問の模様はこちらです。
初めてのギターとのご対面はサウンドメッセin大阪 搬入会場にて。
打ち合わせに打ち合わせを重ね、
たくさんの期待に胸を膨らませ、まちにまったご対面です。
再会とギターの完成に、みんなとても嬉しそうです。
おそろいのTシャツを着てチーズ!
さっそくギターをチェックする二人。
「どう?」
「わっ ええ!」
「ほんまや」
「ちょっとそっちも弾かせて」
「こっちもええのんちゃう」
さて、
どんなギターかこの写真じゃ分からないよ!
もっとよく見せてよ!
という方、
大丈夫です♪
このページの下の方に、お二人のギターの細部をじっくりご覧いただける
画像がございます。
もうすこしお付き合いください。
明日はこの新しいギターで、サウンドメッセの会場でデモンストレーションコンサート。
ジャックは、ギターのお披露目の前の日はいつも眠れないそうです。
そこへ、武田実行委員長(ドルフィンギターズ社長)が自転車で登場。
「お疲れさん! おージャック 久しぶり!」
サウンドメッセの実行委員長の武田さんは、すでに一日中奔走していたらしく、
そろそろお疲れのようです。
大きなイベントを主催するのは本当に大変なことです。頭がさがります。
武田さんも14年の2月にメルボルンを訪れていて、
ドルフィンインレイとタイガーインレイのギターを注文していただきました。
はっと息を飲むギターは、こちらでご覧いただけます。
ドルフィンのインレイのギター(サウンドボード:ムーンスプルース、サイドバック:シオーク)
とサウンド
JS-2C Dolphine Jumping
タイガーのインレイのギター(サウンドボード:ムーンスプルース、サイドバック:タイガーマートル)
とサウンド
JS-3AC Tigar
ふたりで記念撮影。ジャックスピラTシャツと実行委員会Tシャツ、
色が完全にかぶってしまいましたね。
「一部実行委員会とTシャツの色が似ている出展者の方がいますので、
みなさまお間違えのないように」(朝礼スピーチより)
このスピーチのおかげで、だれも間違えなかったようです。(笑)
さて、
一生懸命サウンドチェックしていたAkiさんがふと顔をあげ、
「高音のチューニングがなにか変な気がする。」とのコメント。
一同一瞬ひやっとしましたが。。。
「弦をかえたらなおる可能性が」
という結論に達し、さっそく弦をかえたところ、
トラブル解消したようです。
ほっ
一方ぷう吉さん
「うん、うん」としばらく考えた末、
「もっとベース音が欲しい」との要望が!
こちらも、出来上がったばかりのギターなので、
弦の太さをかえて様子をみるという選択肢もありますが、
どうするジャック?!
「そうかなって思って・・・」
と、冷静な反応。
「ブレイシングを一部削るかどうか迷ったところがあって、
削らずに持ってきたんだけど、それなら削ろうか。」
ええっ ブレイシング(ギターの骨組み)って 今 削れるんですか???
ということで、弦をいったんとってから緊急オペ。
心配そうに我が子のオペを見守るぷう吉さん・・・。
道具を持ってきていたので、ちゃんと手術できました。
翌日無事 デモンストレーションコンサート。
まだピックアップがついていないので、生音をマイクでひろっての演奏。
お二人の素晴らしい演奏に会場立ち見が出る満員。
お二人の個性あるすばらしい演奏に
会場がわきました!
わいていたのは演奏にだけではありません。
トークも楽しいんですよね。
息のあったライブに和やかな時間となりました。
やったね!
ベース音もしっかり出ているそうです。よかった!
その後第一日目が無事終了、
Akiさんぷう吉さんのデモンストレーションのおかげで
試奏のお客様が引きも切らず、大人気ブースとなりました。
取材もしていただき、シンコーミュージックのムックのAcoustic Guitar Book 40にも
大きな紙面で記事を掲載していただきました。
サウンドメッセ in 大阪 2014の特集記事です。
こちらの記事は、ギターが出来上がったばかりの時点での取材、
ぷう吉さんとAkiさんからその後、ご自身のギターについての所感を寄せていただきました。
仕上がりから約半年後のメッセージです。
・2015年3月24日 ぷう吉さんよりメッセージ
要望通り、大変バランスの良いギターを作って貰えました。
バラッドからテンポのある曲まで、なんでも弾けるギターです。
ジャックも言ってましたが、高音にキラっと光る部分があり、
メロディラインが鈴のように綺麗に響くのがお気に入りです。
できて間も無い頃は若干高音が暴れてる感じがあったのですが、
ジャックの予想どおり、弾き込むうちに落ち着いてきました。
まろやかさが増しつつ、鉄弦の煌びやかさがちゃんとあって、
これからの音の変化も楽しみです。 ブタのインレイも最高!!
・2014年3月25日 Aki Miyoshiさんよりメッセージ
ジャックとの会話で終始お互いが キーワードにしていた
僕の好みの音「クラシカルな音」はしっかりとジャックが
僕の為に作ってくれたギターに注ぎこまれていました
右手のタッチポジションでの音の厳格な変化 音量の幅広さと
突き抜ける細く小さい音、遠達力のある甘い音
そんな音の発音が僕の為に作ってくれたジャックのギターには宿っています一緒にオーダーしていたぷう吉さんのギターとまた違う個性があるのに
それでもジャックのギターに統一されているタッチレスポンスの速さには
感銘をうけます
タッチレスポンスの速さが 弾き手による異なる発音にもつながるので
タッチによる表現力の幅広さが 楽しめるので
そんなところが練習意欲・演奏意欲・作曲意欲にもつながります
ジャック先生と関根夫妻に心から感謝しています
ぷう吉さん、Akiさん、ありがとうございました。
お二人の素晴らしい個性あふれる演奏が、ギターによってさらに際立ち
これからもファンの方がさらに魅了されることでしょうね。
夜はサウンドメッセ出展者の皆様の交流パーティ。
おいしいものをいただきながら、外国からこられた職人さんや
日本の出展者の皆様と交流させていただきました。
写真は実行委員会の皆さん。
あと一日、大変ですね。
一日中会場を見回って、困っている人がいないか、
事故などが起こらないか気を配り、たくさん働いていらっしゃいました。
たくさんのコンサートも同時開催、販売ブースにカフェにワークショップなど
いろいろな楽しい催しがいっぱいのサウンドメッセには、
2014年からエレクトリックギターゾーンも開設され、さらに発展しています。
実行委員会の皆さんのおかげだなあと思います。
そんな皆さんに感謝の拍手!パチパチパチ!!!!!
楽しい二日間もほんとうにあっという間
遠方からたくさんのお客様がジャックに会いにきてくださいました。
なかにはギターを弾かない方まで!
でもギタープレイヤーでなくても楽しいイベントなのが、サウンドメッセin大阪の
素晴らしいところです。
まだのかた、2015年も開催するそうなので、ぜひ行ってみてくださいね。
ブースの前で記念写真!
おつかれさまでした!
さあ二日間終わったとなればこれしかないでしょう。
打ち上げ!
内輪で5人かな10人かなといっていたら
泊まりで大阪まで来てくれたひとも含め大所帯に!
ぷう吉さんおすすめのなんばの居酒屋さんにて。
みなさんご参加ありがとうございました!
さて、一番奥中央の白いシャツの方が、長野のSUMIギターの鷲見さんです。
SUMIギターさんは国内だけでなく海外からも高い評価を受けている
日本のギターメーカーです。また質の高いこだわりの赤蝦夷松をその素材として
使われることも知られています。
5月にジャックが鷲見さんと東京ハンドクラフトギターショーで初めて対面し、
(こちらの記事でご紹介しています)
鷲見さんが「工房に来てくださいね」と気さくに声をかけてくださったので
今回の来日を機に、大阪に到着する前にさっそく訪問させていただきました。
「プレゼントをあげようとおもうんだけど。」
とジャックが手にしているのは、オーストラリアンブラックウッド。
なるほど、ギター職人ならではのプレゼント。
ジャックにとってはSUMI工房訪問は心躍るものだったのに違いありません。
SUMI工房があるのは長野県丸子町、上田の近くになります。
鷲見さんはとても歓迎してくれました。
さっそく工房を見せてもらい、
どんなギターを作っているのか、どんな機械を使っているのか、
工房の中を案内してもらいます。
SUMI工房さんのオリジナルTシャツもいただきました。
その後、鷲見さんはサウンドメッセに来てジャックにあるものを
プレゼントしてくれました。
なんと貴重な北海道産の赤蝦夷松(レッドスプルース)です!
ジャック大感激!
の写真が、混雑のため撮れませんでした。
でも本当に大感激で、大切にオーストラリアに持ち帰り、
さっそくギターを製作しました。
それがこちら。
モデルはJS-4AC すこし大きめのモデル。アームレスト、カッタウェイ。
サイドバックはオーストラリアンブラックウッド。
ジャックはオリジナルのトンボのインレイが有名ですが、
今回は日本の赤とんぼをインレイにあしらいました。
まさに
日豪ギター職人交流ギター、ですね。
深みのあるすばらしい音色が出るギターとなりました。
こちらのギターは現在 渋谷のハートマンギターズさんにあります。
赤蝦夷松ギターの詳細はこちら。
ぜひ試奏しに行ってみてくださいね。
ハートマンギターズさんには、現在他に
小さめモデルのJS-1(こちらはジャックオリジナルのトンボインレイ)、
JS-3C(豪華なケルティックドッグのインレイ)と
そして写真の赤蝦夷松に赤とんぼのインレイの大きいサイズの
大中小3タイプの在庫があります。

さて、サウンドメッセ翌日にもビッグイベントが!
そう、AKiさん、ぷう吉さん、お二人による北浜でのライブです。
その名も
「秋だ一番!ジャック・スピラギターで奏でるスペシャルライブ」
サウンドメッセに来てくれたお客様に告知をしようにも、
すでに予約のお客様で満員御礼。
せっかくたくさん刷ったちらしも 実はひっそりと置かれていたのです。
北浜にある地下酒場という会場で、
Aki Miyoshiさん、ぷう吉さん お二人のライブ。
お二人とも超絶ソロギターながら 全然違うキャラクターで
お客様を魅了します。
ここでも楽しいトーク炸裂!
ぷう吉さんは大学時代、落語研究会だったそうです。
それにしてもふたりの掛け合いが面白い。
すてきな音楽にトークの絶妙なバランス、ほのぼのとした時間が流れます。
一番後ろで静かに見守るジャックも感動しています。
日本語を勉強中ですが、関西の言葉はちょっと難しいかもしれません。
自分が作ったギターを、お二人が弾きやすいか、音はどうか、
とても集中してきいてました。
このときはAkiさんぷう吉さんは、自分でピックアップを急遽取り付けていたのと、
まだ出来上がって間もないギターなので、
空いている時間に出来るだけ弾き込みながらのライブでした。
お気づきだったと思いますが、
チラシにしっかりジャックの顔も入っていたように、
当然のことながらステージ上に呼び出されるジャック。
元来シャイですが、お二人のサポートで頑張って乗り切りました!
お客様からも温かい拍手が。
約2時間超のなごやかなライブも無事終わり、
お二人のギターをよく見たいお客様がたくさんいます。
これから二人のシグネチャーモデルも製作されることでしょう。
みんな満足したところで解散。
このライブはAkiさんぷう吉さんからジャックへの素敵なプレゼントだったのでした。
Akiさん、ぷう吉さん、ありがとうございました!
いえい!
実はこの前後、まだまだジャックの旅は続きます。
なんと超有名人 ト●ー・エマニュエルとのツーショットも!
引き続きお楽しみください。
それではここで・・・・・。
Akiさんぷう吉さんのシグネチャーモデルのご紹介です。
大変お待たせしました。
Aki Miyoshi シグネチャーモデル Aki Miyoshi さんの公式ホームページはこちら
モデル名 JS-A1
サウンドボード ムーンスプルース(ジャーマン)
サイドバック インディアン・ローズウッド
インレイ 愛犬DINOがオーストラリアの白いオウム コカトゥと風船で旅に出る
ヘッドストック スローテッドヘッド・ 素材 オーストラリアンブラックウッド
バインディング オーストラリアンブラックウッド
ロゼッタ ジャック・スピラオリジナルロゼッタ
シリアルナンバー 297
続いてぷう吉さんのシグネチャーモデルをご紹介します
ぷう吉 公式ホームページはこちら
モデル名 JS-P1
サウンドボード アディロンダック・スプルース
サイドバック アマゾン・ローズウッド
インレイ ぶたの親子のお散歩
ヘッドストック アシメトリーヘッド 素材 オーストラリアンブラックウッド
バインディング オーストラリアンブラックウッド
ロゼッタ ウッドロゼッタ 素材 オーストラリアンブラックウッド
シリアルナンバー 296
みなさまAkiさん ぷう吉さんのシグネチャーモデルは堪能していただけましたか?
現在この二つのギターには、
こだわりにこだわったアンフィニカスタムさんにより最適なピックアップがセッティングされ、
弾き込まれてさらに音がよくなっているそうです。
音源もいずれアップしますのでお楽しみに!
さて、ジャックの旅に話が戻ります。
今回ジャックの日本の滞在期間は14日間。
最初のイベントは、前回来日のときに出会った日本の友達と
オーストラリアに来て、ジャックと会った日本の友達などなどが集まった
楽しい音楽の交流パーティです。
さまざまなバンドや楽器が集まり、一日中演奏をし、交流を楽しみました。
また、新しい出会いもあり、ジャックの日本の友人の輪も急速に広がりつつあります。
その後、
大阪方面への旅は10日間となり、その間はキャンピングカーでみんなで旅をしました。
こんなキャンピングカーです。コンパクトで町中でもすいすい、
駐車場にも楽々とまります。
初日は長野のSUMI工房さんへ。
前述の鷲見さんとの対面、工房見学のあとに、鷲見さんと一緒に
ギタリストの大御所、吉川忠英さんのコンサートに行くことができました!
工房から近くの 姨捨山にある長楽寺で満月の夜にお月見コンサートをされているそうです。
鷲見さんが吉川さんのギターを会場に届けにいくというので
連れて行っていただきました。
吉川忠英さん 公式ホームページ
すでに人がいっぱいで演奏真っ最中の忠英さん。
落ち着いた美しい弾き語りが、古式ゆかしいお寺の雰囲気にぴったりです。
おりしも秋の満月。
そんな中、なんと忠英さん、コンサート途中でお邪魔したにもかかわらず、
ジャックを皆さんに紹介してくれました!
「今日はオーストラリアから参加のジャックさんです」
あせるジャック! とりあえずおじぎ・・・。
実は昨年、わたしたち(関根弘幸・典子)がはじめてジャック・スピラのギターを
サウンドメッセのドルフィンギターズさんの店舗内で展示させてもらった折りに
その後の吉川忠英さんと田中淋博さんのライブに二日続けてうかがうことができ、
お話をさせていただいていたのです。
一年ぶりでしたがさすが忠英さん、ギターのことオーストラリアのこと、
覚えていてくださいました。
ジャックとも思いがけない初対面となりました。
フレンドリーな忠英さんに一同感謝感激!
偶然にも引き合わせてくださった鷲見さんにも大感謝です!
長野を後にして、向かったのは京都です。
翌日はサウンドメッセの搬入のため、すこし余裕を持って関西に入りました。
ジャックも京都は初めて。
キャンピングカーは京阪三条駅の近くの町中の駐車場で一泊し
翌日は夕方に大阪入りするので、その前に少しだけ京都散歩。
お決まりの 祇園の雰囲気を楽しみながら、八坂神社→二年坂→産寧坂→清水寺
ぶらぶらと古都の雰囲気を楽しみます。
すでに何度も神社で手水をしているので手慣れた雰囲気のジャック。
八坂神社です。
と、そこへソロギタリストの田中淋博さんから電話が!
田中淋博さん公式ホームページ
田中さんは京都在住なのです。
一昨年、ジャックとマレーシアのギターフェスティバルで出会い、
その後ご縁がつながり、ジャックのギターの日本紹介に一役かってくれたのでした。
ジャックとの再会はマレーシア以来。
「産寧坂に向かいます!やっと会えますね!」との元気な声。
間もなくやってきた田中さん。久々の再会にとっても嬉しい二人。
忙しい時間の合間に来てくれた田中さんは、
産寧坂から清水寺まで一緒に散歩してくれました。
真っ暗な中を歩く胎内巡りもみんなで体験。
秋の素晴らしい天気の京都が、さらに楽しくなったのは言うまでもありません。
心あたたまる時間をありがとうございました。
田中さんは吉川忠英さんとのコンサートツアーがあり、
このあと全国を回ります。
わたしたち(関根弘幸・典子)は昨年二回拝見しましたが
ほんとうに楽しく素敵なコンサートでした。
しかしながら今回、京都でのコンサートは台風襲来で中止。JRが前日から電車をとめると
決定するくらいのことでしたので、しかたありません。
こんなすてきな写真だけ思い出に撮らせていただきましたよ。
また来年、楽しみにしていますね!
さてさて、もう一人、今回出会った人がいます。
大阪のドルフィンギターズさんにサウンドメッセ後に挨拶に行った折りに
偶然ライブの前に立ち寄った大スターのトミー・エマニュエルさん。
一週間ほど前にちょうどオーストラリアで行っていたトミーさんのワークショップで
ジャックの友人がジャックのギターを見せていたそう。
ドルフィンギターズのスタッフの方がジャックのギターをさっと持ってきてくれました。
そのギターを持って、
「ああ、(オーストラリアでみせてもらったことを)覚えているよ。
低音が魅力的ないいギターだね。これもいいね。」
にこやかな笑顔を向けてくれました。
ドルフィンギターズさんにある、JS-2Cを見て、試奏してくれました。
トミー氏はコンサート会場への移動途中、私たちはAkiさんぷう吉さんの
ライブ前のちょっとした空き時間、不思議な一瞬の巡り合わせでした。
大変忙しい道中でしたが
その合間をぬって観光をしたジャック。
大阪出発の前は、一人で皇居や靖国神社、上野動物園に行ったり、
吉祥寺を散策したり
日本のグルメも楽しみました。
案内する私たちの趣味につきあわされた感もあり・・・
博多ラーメン
牛丼
おそば
うなぎ
釜揚げうどん
甘味処
お茶屋さん
その他カツ丼、おいなりさん、京料理、居酒屋、いろいろ・・・・
納豆も刺身もなんでも食べられて、しかもお箸が上手なジャックなのでした。
今回は温泉もたくさん入って、だいぶ慣れたようです。
2回目の日本での旅も終わり、10日間近く過ごしたキャンピングカーにもさようなら。
次回の来日は2015年5月、東京ハンドクラフトギターフェスティバルの予定です。
みなさんまたお会いしましょう!
ジャック日本初来日&東京ハンドクラフトギターフェス報告
このたび、ジャック・スピラ日本向けスペシャルモデル第2弾のお披露目として
TOKYOハンドクラフトギターフェス2014に出展させていただきました。
ギターは新作3本と、定番の0000モデルの4点を出展
ブースにて対応させていただきましたのは、ジャック・スピラ、関根弘幸、関根典子の3名です。
おかげさまで多くの皆様にご来場、ご試奏いただき、ブース大混雑の二日間となりました。
今回は、ジャックの初来日のスケジュールを追いながら、TOKYOハンドクラフトギターフェスの
模様もあわせてご報告させていただきます。
出展したギターについての仕様の詳細はこちら。
現在渋谷のハートマンギターさんにて扱っていただいています。
JS-1C(ショートスケール インレイ:ドラゴンフライ)
JS-3C(ノーマルスケール インレイ:ケルティックドッグ)
JS-5AC インレイは Night Sky (売約済)
東京ハンドクラフトギターフェスには、たくさんのハンドクラフトメーカーが集まりかなりなギター好きのお客様がご来場します。
今年で10年目、毎年盛況になってきているとか。
わたしどももはじめて参加させていただくことになりました。
国内メーカーが多いので、ジャック・スピラの日本のメーカーさんに会うのを
とても楽しみにしてきました。
成田に到着!展示会の二日前のことです。
メルボルンから直行便が出るようになったので、10時間半ほどで到着しました。
田んぼの中を通って、埼玉にあるわたしたちの家に向かいます。
ジャックは、水田が広がる日本の風景を映画でみたことがあるそうですが、実物をみて感動!
たくさん写真をとっていました。
展示会のためのギターのスタンドを調達しに、
イオンレイクタウンショッピングモール(越谷レイクタウン)にある島村楽器さんへ
無事3つ購入できました。
日本茶のカフェで休憩。
お抹茶体験セットを体験。茶せんで泡立てるのが楽しそう。
日本食すきなジャックは和菓子もおいしいといっていました。
夜は初の来日を祝して蕎麦居酒屋で乾杯!
ようこそ日本へ!
おさしみ、生しらす、じゅんさいなどなど、なんでも食べられます。
おはしもとても上手!
日本酒は純米酒好きだそうです。
その後駅前のスーパーマーケットへ。
オーストラリアのスーパーマーケットと置いてあるものがまったく違うので、興味深いようでした。
豆腐コーナーの大きさにびっくり!
メルボルンでも豆腐は手に入りますが、多くて3-4種類でしょうか。
その後お菓子コーナーでチョコレートコーナーの小ささにびっくり!
ジャックもそうですが、オーストラリアやイギリスの人はチョコが大好きなので、
スーパーマーケットのチョコレートコーナーは、驚くほど大きいです。
翌日は今回の新作3本のギターを納入する
渋谷のハートマンギターズさんへ
ハートマンギターズの皆さんと今回展示する4本のギターを持って集合写真。
その後、渋谷駅前散策へ。
日本で一番有名な犬、忠犬ハチ公像の前で記念撮影。
そしてセンター街、スクランブル交差点へ。
メルボルンのABCニュースでもスクランブル交差点はよく映像を流しています。
その後、翌日からの東京ハンドクラフトギターフェスティバルの、搬入のために
錦糸町丸井の上にある、すみだ産業会館へ。
展示会のブースに貼るポスターも、つい一日前にできました。
今回はモノクロにしてみました。
ギタリストのぷう吉さんが、関東ツアーの合間をぬって、駆けつけて来てくれました!
ぷう吉さんは毎年、年末年始にシドニーでギター演奏をしていて、
今年の1月にはやはりギタリストのAkiさんとメルボルンにもきてくれて、
ジャックの工房に一緒に行きました。
現在はジャックのギターの出来上がりを楽しみに待っているところです。
4ヶ月ぶりの再会です。
ぷう吉さんとAkiさんの工房を訪ねた記事はこちら。
★二人のプロフェッショナルギタリスト、ジャック・スピラの工房を訪ねる
ぷう吉さんのオフィシャルサイトはこちら
日本全国、そして国際的にも大活躍の、ソロギタリストです。
新作CDは「キング・オブ・ピッグス」 ギターとカホーンのアルバムです。
タイトなリズム感が心地よいファンクに仕上がった一枚。
喫茶店でインレイの打ち合わせ。
ぷう吉さんはブタのモチーフが大好きで、今回のギターもブタのインレイをいれるそう。
ぷう吉さんのスケッチ。フィンガーボードからロゼッタに向けてブタが歩いています。
楽しいデザインになりそうです。
こちらはジャックがオーストラリアからぷう吉さんに送った、ギター実物大のスケッチです。
メッセージも書き込まれています。
ぷう吉さんになぜジャックのギターが気に入ったのか、きいてみました
----以下ぷう吉さんからいただいたメッセージです-----
華麗なインレイについつい目がいってしまうんですが、
ジャック・スピラのギターの本質は、楽器としての基本的性能がとても高く、
演奏の道具として作り込まれているという点につきると思います。
素晴らしい精度で仕上げられたギターです。
細かな部分まで行き届いた心配りは、音を繊細にし、
ジャックの人柄そのままに、ギター自体が音を主張するのではなく、
演奏が表現したい音を出すための手助けをしてくれます。
靴下に空いた穴には目もくれず、木材を削るジャックの姿をみて、
古い日本の職人さんを見てるような気持ちになりました。
職人魂というものは世界共通のものなんだと気付かされました。
そして、気に入らなかったら返してくれていい、と言ってのけたジャックにしびれました。
この職人さんのギターがどうしても欲しい!!
僕の音楽を表現するための一生もののギターができると確信しています。
ちなみにインレイはド派手になりそうです・・!
ーーーーーーーーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーー
ぷう吉さん、ありがとうございました。
プロギタリストぷう吉さんをしっかり支え、さまざまな舞台に活躍する一本に
仕上がりそうですね!
その後、みんなで御茶ノ水のギター街を視察しました。
たくさんのギターショップにジャックもびっくり。
とても楽しそうでした。
残念ながらギター街閉店の8時となり、浅草は雷門へ移動。
浅草寺をお参りしました。
初めてのおみくじ。
ジャックと関根(弘)は吉をひき、ぷう吉さんと関根(典)は凶を・・・。
おみくじを持って帰る組と結ぶ組に分かれました。
先日工房に行ったら、壁に貼ってありました。
裏面には英語の説明も書いてあるんですね。
その後は浅草のいい感じの居酒屋さんへ。
いま食べているのはいわしのつみれ汁。まぐろ納豆も難なくこなしました。
日本人より日本人らしいかも!
夜が明けて東京ハンドクラフトギターフェスティバル当日!
このようにコーナーも完成しました。
いよいよジャックの新作ギターを日本の皆さんに見てもらいます。
一同、どきどき・・・。
ドルフィンギターズの武田社長が、住出勝則さんの出たばかりの新作CDを届けてくれました。
14曲のうち5曲がジャック・スピラのギターJS-2Cモデルを使用して演奏されています。
ジャックのギターのJS-2C(ウィーディーシー・ドラゴン ショートスケール)と、
JS-4AC(Hummingbird)の二つのモデルは、
現在ドルフィンギターズさんで取り扱いしていただいています。
ジャックのギターのモデル詳細はこちら。
Masa Sumide(住出勝則)・Back To Basics イルカミュージック
ソロギタリストとして今年15周年を迎えた住出勝則氏。
ギター一本なのにまるでオーケストラ!色彩豊かで洗練された音楽をお楽しみいただけます。
★印がジャックのギター JS-2C 使用曲です
★1. Say The Word
2. Too Hot To Handle
3. A Night To Remember
★4. Am I Blue
5. Massa Nova
6. The Water Is Wide
7. Happy Heart
★8. Short Short Story
★9. Will You Be Mine?
10. Close Your Eyes
11. Missing You12. Make It Funky
★13. Live It UpBonus Tracks
14. 悲しい色やね
15. 蘇州夜曲
住出勝則さんは、ちょうどソロギタリストとして活動を始めた時期にメルボルンに住んでいたこともあり、
2月にジャックの工房に来られたので、ジャックも面識があり、
自分のギターを住出さんが使用したこと、そして新作のCDが完成したことを心から喜んでいます。
ブースに出かけていって日本のギターメーカーさんと交流するジャック。
今回の日本訪問の一番の目的でした。
写真はSUMI工房さんです。
「一番好きなギターは?」と聞いたら、最初に名前が出てきたのがSUMI工房さんでした。
長野の工房にいつか行きたいとSUMIさんに言いましたら、SUMIさんもぜひにと言ってくださいました。
開場と同時に一番乗りでかけつけてくれた、長塚さんご夫妻。
長塚孝之さんは会社経営をされながらも、ギタリストとして多方面で活躍中。
長塚ゆみ子さんはヴォーカル・作詞・作曲をされて、
昨年はご夫婦のユニットI’m homeでCDも出されました。
昨年からジャックのギターを知っていて、今回東京での展示会ということで
スケジュールの合間をぬって来てくださいました。
一本一本試奏する長塚さん。
あとから感想を送ってくださったので、許可をいただいて掲載しますね。
————————-
ジャックのギター。まずヘッドデザインがイカシテル!
音が人々を巻き込む様なロゴもイイ。
本体に目を転じると、アームレストの入ったボディのバランスが良く、
低音の響き方は想像以上だ。
私見かつ、わかりにくい表現で恐縮だが、ヴィンテージフェンダーのアンプ、
ブラックフェイスの低音の出方を感じる。
高音弦の方は、出来たてのせいか、響きに広がり感が欲しく感じたが、
力強い響きなので、ぜひ一年後にまた試奏して、変化の傾向を確かめたい。
私は、装飾にはあまり興味がないが、宇宙デザインの指板など、
クオリティの高さだけでない、オリジナリティと遊び心に溢れているところが好きだ。
指板のエボニーも良いもので、ネックの握りも標準的。
ほとんどのプレイヤーにとって扱い易いだろう。
私は電気ギター専門だが、イメージに近いピックアップが見つかる様であれば、
ぜひレコーディングに使ってみたい。
非常に魅力的なギターの出現と、それを日本人がプロデュースして、
国内販売を実現してくれたことに感謝している。
アコギも弾き始めようか、、、。
———————ここまで———————-
長塚さん ありがとうございました!
取材にお立ち寄りいただいたashteiさん。
Acoustic Guitar Bookで東京ハンドクラフトギターフェスティバルの特集記事を書かれるそうです。
直接ジャックにインタビューしてくださいました。
広島からわざわざ来てくれたTAKAさん。
TAKAさんは数年前にメルボルンに仕事の関係で住んでいて、
そのときにジャックのギターを知り、訪問して以来のお友達です。
ギター作りも習ったそうですよ。
英語が堪能な方で、今回は二日間、ジャックと共に他のメーカーブースを訪ねたり
なにかと通訳をしてくださいました。
二人とも久しぶりに会えて嬉しそうですね。
その後も続々とブースにご来場、試奏の方が続き、ほとんど途切れ目がありません。
休むまもなく頑張ってギターの説明をする代表関根。
皆様の感想は・・・。
低音の響きがボリュームがあり、とてもクリアだということ、
また高音も華やか。個性的なギターということでした。
一日目の終了後、ジャックの歓迎会を企画していて、
夕方になるにつれ、続々と友人が増えてきました。
メルボルンでジャックと会っている人、ギターが好きな人、ギターが好きな人のお友達などなど。
みんなで記念撮影!
みなさん本当にありがとうございました!
歓迎パーティは、フェスティバル会場のすぐ近くで行われました。
ギタリストのAkiさん到着!
このパーティだけのために大阪から飛行機で急遽駆けつけてくれました。
1月にぷう吉さんと一緒にジャックの工房にいって、(工房を訪ねた模様はこちら)
彼もまた自分のギターができるのを楽しみに待っているところです。
Akiさんオフィシャルサイト
新作CD カバー曲集 「Easy To Use」 の 3曲目のRight here waitingにて
ジャックの0000モデルを使用していただきました。
ジャズやボサノバのスタンダード曲を清潔感のある美しいギターソロにアレンジ。
聴いているだけでうっとりと別世界に浸れる美しい曲集です。
Akiさんは通常はクラシックギターを弾いていますが、
アルバムの中でこの曲だけジャックのアコースティックギターを演奏しています。
そのギターがこちら。サイドバックはココボロを使用したドレッドノートに一番近い形状のモデルです。
なんとAkiさんがミニライブをしてくれました!
アルバムの中の曲とオリジナルの曲とを弾いていただき、
美しい調べに会場のお店も静まり、他のグループのお客様まで大拍手!
癒しのひとときとなりました。
事後、Akiさんにお伺いしました。
1月にオーダーしたギターについて、なぜジャックのギターが気に入ったのでしょうか。
メルボルン来訪時のエピソードも含めて、心温まるメッセージをいただきました。
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「僕は基本的にナイロン弦のギターを弾きます。
理由の大半が「表現がし易い」からです。
そして、僕がメインで使うギターは買ってから23年が経ちます。
そこには「信用できる」と言う言葉も音楽には必要になってきます。
ジャック先生のギターと出会ったのは、関根夫妻が僕に絶対的なオススメをしないままに、
メルボルン郊外の工房へ連れてってくれた時です。
僕に「ごり押ししないのに、こんな遠い所に連れてきてくれる」
これはジャック先生が良い方だからに違いないわけで。
それはまさにその通りだった出逢いの瞬間を今でも鮮明に覚えています。
ジャック先生の穏やかな人柄と僕達の様子を伺いながら会話してくれる柔軟性のある職人肌!
肝心のギターもやはりその人柄がしっかりと宿っています。
ギターの名器にしかないタッチポジションでの音の厳格な変化、
音量の幅広さ、突き抜ける細く小さい音、遠達力のある甘い音。
そんな音の発音が可能な鉄弦のギターにはあまり出逢いませが、
メルボルン郊外のジャック先生の工房にはありました!
でも、そのギターは売ってくれませんヽ(;▽;)ノ
ネックの裏にホントに小さな小さな節があるから。多分1mmくらいやったと思います。
一晩考えて聞いても売ってくれません!
これは本物の職人でないと出来ない事ですよ。
仕方ないじゃないですか!オーダーするしかないですよ。
もう、その音が欲しくて仕方なくなってるのは僕ですから。
ジャック先生は「アキはクラシックサウンドが好きだから、
この木を表に使って、この木を横・裏に使うと好きかも、いや、この木かなぁ~、
アキは高音は今のままが好き?もっとクリアなのが好き?」
「僕は煌びやか過ぎるハイトーンは嫌いだけど、この木を使うとどうなる?」
などなどとにかく色んなアイディアとボディサイズで音色をコントロールしてあげると言ってくれたり。
ジャック先生の人柄がとにかく僕達に配慮してくれて、
その中にジャック先生の身を置いてくれるんですよね。
ギターも同じように作ってくれて、必ずそんな「表現がし易い」音のギターが生まれるんだと思うんです。
だから関根夫妻は只々ジャック先生に会わせたくて、
あんな遠路をカンガルーとか見せてくれながら退屈しないように連れてってくれてんだと思います。
関根夫妻とジャック先生に心から感謝感謝です」
——Akiさん 素敵なメッセージをありがとうございました。
新しいギター、楽しみですね!
すてきなコンサートの後は、皆さんががんばって英語で自己紹介。
それに答えてジャックもご挨拶。日本語もいま勉強中。
「わたしの名前はジャック・スピラです。仕事はギター職人です。
どうぞよろしくお願いします。」
パーティも後半となり、有志の皆さんから提供されたプレゼントや
オーストラリアのお土産をかけて、じゃんけん大会。
ジャックにやり方を教わって、Rock, paper,scissors!
英語だとタイミングが狂ってみんな大混乱。
やたらと時間がかかったじゃんけん大会も終わり、そろそろパーティ終了。
みんなで集合写真「はい、チーズ!」
その後もう一軒寄ってから、明日もあるので、錦糸町のカプセルホテルへ!
カプセルホテルは、日本にしかないそうで、外国人の方から見るととても興味深いそうですね。
パーティに参加した、遠方組のTAKAさん、Akiさんと 関根(弘)、ジャックが男子フロア、
関根(典)、Chiharu、よっちゃんが女子フロアに宿泊。(女子は全員初めての体験でした)
土曜日ということで、結構な混雑でした。
ジャックに後日カプセルホテルの感想を聴いてみたら・・・
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カプセルホテル…
すごい!
ほんとうに心地よくて簡単で、なんて賢いアイデアなんだろう。
日本でのひとつのすごく新鮮な体験でした!
ひとつだけ難点を言えばテレビ…
わたしは何度かテレビに頭をぶつけてしまいました。
いったい誰がテレビを必要としているんだろう?
カプセルホテルは素晴らしいし、オーストラリアにあったらいいのになと思います。
———————–
これがジャックが頭をぶつけたテレビです。
翌日は叶隆一さんが来場。
だいぶ昔にギターを弾いていたとか。そろそろ復活しませんか?
Night Sky ギターを持ってジャックとにっこり。
メルボルン在住のご友人から情報を得てブースに来てくださいました吉田雅志さん。
大変ギターに詳しい方です。
Night Skyギターを持って 関根と一枚。
ありがとうございました。
ギタリストの古川茂男さんも訪ねてくださいました。
今年2月までメルボルンに滞在していました。
こちらも大変ご活躍中のソロギタリストです。
古川さんのオフィシャルページ
弾きやすいいいギターですねといいながら、
素敵な一曲をその場でジャックに演奏のプレゼントしてくれました。
またジャズトリオ「藍色の空」やソロで活動しているギタリストの土屋祐介さんも
ブースを訪ねてくださいました。
ひとつひとつ丁寧に音を確かめながら試奏されていました。
一番大きなJS-5ACでは ジャジーな「五木の子守唄」を
JS-3Cでは 「スペイン」を、
JS-1Cではバロック音楽が合うねといいながら、おそらくを弾かれていました。
う~ん、間近で聴けてラッキーです!
事後土屋さんよりあたたかいメッセージをいただきました。
ジャックとも交流していただき、そのやりとりを、お二人の許可を得て
掲載させていただきますね。
——土屋さんよりコメント
人柄が良く出ていて繊細で優しく、奥底に強さを持ったとても良いギターでした。
どのギターで弾いたか覚えてませんが、「カヴェティーナ」を弾いたのを聴いて、
ジャックが後日Facebookのメッセージで良かったと言ってくれました。
(ジャックからのメッセージ)
“Meeting many great players and many great guitar makers,
it will change my life I am sure, and hearing you play cavatina was one of
the best moments, thank you so much!”
————————————————-
土屋さん ありがとうございました!
土屋祐介さんの新作CDは7月7日発売、「藍色の空」 アマゾンで予約開始です。
ご予約・ご購入・詳細はこちら
クラシックの繊細さ、ジャズの大胆さをつむぐオリジナリティあふれた一枚です。
たくさんの方にご来場いただき、嬉しいことが山のように起こった二日間、
あっという間に搬出が終わり、車の中で 「お疲れ様!」
もうジャックは明日帰国です。
最後の晩は越谷で、ぜひジャックに会ってもらいたい人がいました。
ということで、今宵もまた居酒屋へ。
写真左は、越谷にあるクイーンズイングリッシュスクールのエディ先生。
ジャックと同じイギリス出身です。
日本人のゆかり先生とご夫婦で英会話スクールを経営しています。
私たち(関根弘幸・典子)は、メルボルンに来る前に、
こちらのスクールに大変お世話になりました。
かなりダメ生徒でしたが、オーストラリアに住みたい一心で、
ジャックとの出会いもあり、ギターの仕事をしようとメルボルンにやってきたのです。
初期のジャックとのe-mailのやりとりや、ウェブサイトの翻訳などいろいろと手伝っていただきました。
なにより、いつも明るく励ましてもらいました。
そして、ジャックとエディ先生、ふたりにはすごい共通点がありました!
「スティング STING」、そうあの有名なイギリスのロックスターのスティングです。
ジャックはスティングに4本の小さいタイプのギターを作ったことがあり、
エディ先生は、スティングのパーティの料理を作ったことがあるのです。
すぐに話がはずむ二人。
さて、久々にゆかり先生(写真左)と、会えて嬉しい関根(典)は嬉しくておおはしゃぎ。
そこに横浜でのライブを終えたぷう吉さんが再び登場!
遠いですよ、越谷と横浜。
お疲れの様子もなく元気です。
わたしたちもぷう吉さんにサインいただきました。ブタが二匹 かわいいですね~。
これ、すごいかっこいいCDですよ。
オリジナルとカバーと両方入っています。
最後の曲はミッションインポッシブルです。全編このリズム感、すごいです。
気になった人はこちら
そんな最後の楽しい晩も更け・・・。
あっという間の帰りの成田空港。
ぷう吉さんもお見送りに来てくれました。
ここで、ジャックへの質問です。 「日本で興味深かったものはなんですか?」
ジャック 「日本の文化は本当に興味深いです。
オーストラリアとはとても違っているし、
興味深いことに、私の育ったイギリスの文化にどこか似ているようです。
わたしが出会った人はみなとても楽観的で、それぞれに興味を持っているように見えます。
もしかしてそうしているように見せているのかもしれませんが、良い印象をうけました。
もちろん日本でギターを見ることはとても面白かった!
高水準であることは予測していましたが、デザインが独創的でクリエイティブでした。
思うにオーストラリアの市場は、もう少し保守的でしょうし、
マーティンや有名メーカーのコピーモデルが多いと思います。
また、ただ歩き回るだけでも本当に楽しかった!
お店の中の見慣れないもの…たとえばマンガや美しいナイフや洋服…
また水田や野菜畑など。なにもかもが私がいる場所と違いました!」
そんなジャックが写真を撮っているのは、
たくさん積んであるお弁当。
お弁当好きなオーストラリアの友人のための一枚。
さあいよいよ出国。次にジャックが日本に来るのは秋、サウンドメッセin大阪の予定です。
そのときにはどんな新作ギターができているでしょう。
楽しみですね。
今日のジャックのTシャツは「継続は力なり」
17歳からギターをこつこつと作り続けて28年、もうじき300本になります。
どこかの工房に勤めるのではなく、自分の工房でひとりでやってきました。
現在もオーストラリア内外でファンが多く、多くのミュージシャンに愛されています。
年間に多くて20本、ひとつひとつオーダーを受けながら、インレイも自分でこなし
細部にわたるまでたったひとりで丁寧に仕上げています。
まさに職人魂!
5日間おつかれさまでした。
こちらは新作の3本のギターを、日本にもって帰ってきたときの写真です。
通関を済ませ安堵の表情の関根(弘)。
無事東京ハンドクラフトギターフェスティバルでお披露目ができました。
こちらはハートマンギターズさんの店内。
ジャックのギターを入り口入ってすぐの場所に陳列してくださいました。
6月28日(土)29日(日) TOKYO GUITAR SHOW にも出展されるそうで、
ジャック・スピラのギターも試奏していただけます。
ハートマンギターズさんの出展情報はこちら
長い記事を最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
なお、フェイスブックページもあります。こちらでは最新情報更新中です。
「いいね!」よろしくお願い申し上げます。
二人のプロフェッショナルギタリスト、JackSpiraの工房を訪ねる
メルボルンの郊外にあるギターメーカー、ジャック・スピラの工房を
二人のプロフェッショナルギタリスト Akiさんと、ぷう吉さんが訪ねました。
さっそくオリジナルギターをオーダー。今回はその模様をご紹介します。
ぷう吉さんは2013年12月、シドニーはオペラハウスの前でバスキング
(ストリート・ミュージシャン)をしていました。 2012年に引き続き、2回目、
クリスマス前後の3ヶ月の滞在です。オーストラリアはこの時期夏にあたります。
最初にお会いしたのは、2013年11月に開催されたサウンドメッセ大阪でのこと。
あまりにも素晴らしいギターを弾いているぷう吉さんを会場で発見し、
CDをさっそく購入、サインをもらってスナップ写真。
なんと素晴らしいギターを弾かれると思ったら頭脳も明晰!さらに
たくさん受賞していらっしゃるとのこと。ぷう吉さんのプロフィールはこちら。
私たちがメルボルンに住んで、ジャック・スピラのギターを日本に紹介
していることをお話したら、「僕、今年もシドニー行くんです」と。
「ええ~っ!じゃあぜひぜひお会いしましょう!」
ということで11月に大阪でお会いして、あっという間に12月のクリスマス前に
シドニーで再会することができました!
オペラハウスの前でとっても素敵なギターを奏でているぷう吉さん。
カップルも家族も足を止めます。
このときはサマータイムを演奏中。
リズミカルで語りかけるようなギターが、この素敵な場所をさらにいいムードに・・・。
動画はこちらです。ipadで撮影したのものですが、
ぷう吉さんの演奏とシドニーのベイサイドの雰囲気をお楽しみください。
そしてこちらはAkiさん。
今年からシドニーでバスキングしているAkiさんは、ぷう吉さんのお友達。
やはりプロフェッショナルギタリストで、5歳からクラシックギターを学び、
クラシックギターだけではなく、ジャズ、ロック、アコースティックギターと多彩、
とにかくギターとともに生きてきた生粋のギターマンです。
Akiさんのプロフィールはこちら
Akiさんは、WAVEを演奏していました。
すこし夕暮れになってきた、おしゃれなダーリンハーバーにぴったりの
しっとりとしたソロアレンジ。 道行く人も足をとめてうっとりと聴いています。
ダーリンハーバーもクリスマスのデコレーション一色です。
みんなでダーリンハーバーのそばで夕焼けビール。
シドニーは半そでのクリスマスです。
このときが12月23日。
シドニーはクリスマスムードで大変な盛り上がりでした。
ギターやら音楽やらと、いろいろとお話が盛り上がり・・・。
そして年明けて1月13日。
お二人はメルボルンにやってきました。
飛行機で移動する距離でありながら、またしてもあっという間の再会!
メルボルンの1月は真夏です。
目的はジャック・スピラに会って、ギターをみせてもらうこと。
さっそく工房に行ってみました。
ジャックの工房は、メルボルン郊外の牧場や林がたくさんある場所にあります。
なんと手作りの工房だそうです。
中に入るといろいろな道具が。
製作途中のギターのネックもありました。
こちらは、サイドの木を型にはめて固定しているところ。
たくさんの万力を使っています。
さっそくジャックがサウンドボードの木材を見せてくれました。
シトカ・スプルース、アディロン・ダック、シダー、イングルマン・スプルース
ジャーマン・スプルースなど、木材ごとに特徴を説明していきます。
木材を指ではじくと、音の質が違うことが分かります。
みんなではじいてみたり。
Akiさんはさっそくお気に入りの木を見つけました。
ムーン・スプルースのAAAです。
ムーン・スプルースとは、月齢に沿って一定の条件で伐採されたものだそうです。
AAAというのは、木目の美しさをランクで示しているもので、Aが多くなるほどよいそうです。
Akiさんが持っている板には、月の印とAAAのマークがついています。
ジャックは通常、AAAランクの木材を使用しています。
次は、サイド・バックの木材です。
ジャックは通常、オーストラリアン・ブラックウッドや、インディアン・ローズウッド、タイガーマートル
ヴィクトリアン・アッシュ、ローズ・マホガニー、ジリコテなど通常使用しています。
水をはけで塗ると、仕上がりの磨いた色に近くなります。
ひとつひとつの木材には、独特の木目の美しさがあります。
職人が作るハンドメイドギターは、そうした木目を美しく見せるよう、
ひとつひとつ細かく神経を使って作られています。
そうして、世界に一本だけのギターが完成します。
だんだん雰囲気もなごやかになってきて、
ジャックのギターのモデルの一覧を見ながら、しばし談笑。
現在製作中のギターで、ジャックのオリジナルブレイシングを紹介。
サイドの枠は、一般的な切り目をつけたライニングを使わず、
堅いマホガニーかメイプルを使用しています。
これにより高音は華やかに、低音はしっかりとした音になります。
ブレイシングも無駄をはぶき、細くけずることによって、より音が響きます。
一度ブレイシングを削っているところを見せてもらいましたが、
その迷いのない手元に驚きました。さすが30年近いキャリアですね。
こちらはアイリッシュ・ブズーキのブレイシング。
違う形のブレイシングになっています。
オーストラリアでは、アイリッシュ・ブズーキを使っているミュージシャンも
多くいるので、ジャックもときどきオーダーを受けています。
これはバックの板に中央のブレイシングを接着しているところ。
天井に細い棒を何本も突っ張って圧着します。
同じ敷地にあるクリフさんの家のリビング場所を移して、
ジャックのナイロン弦のギターを試奏するAkiさん。
試奏といっても立派な演奏。すてきなリビングがコンサートステージに!
しばらく曲を演奏したAkiさん。
「うーん ちょっと弦高が高い気がするかな。」
「すぐ直せるから、直しましょう。」と、ジャック。
工房でさっそく弦高を調節。
いったん弦をはずし、サドルを削ります。
弦高を測る定規と鉛筆。実はこの鉛筆、真半分になってました。
細かい場所に使用するためなんでしょうね。
「うーん、だいぶ調整できたかな」
ところで、フレットも太さ、高さなどで選ぶことができます。
フレットはワイヤー状で、板に打ち込みカットします。
さて、弦高を調整したギターをもういちどリビングで試奏するAkiさん、
「弾きやすくなりました!」と、にっこり。
こちらがそのときのAkiさんの演奏です。
演奏の曲は「琉球の玉手箱」Akiさんのオリジナル曲です。
まん中の3つの弦を三線(さんしん ・・・沖縄独特の3つの弦がある弦楽器)と同じ
チューニングにして弾いているそうです。
オーストラリアにいることを忘れてしまうひとときでした。
一方ぷう吉さんは、アコースティックギターを試奏。
やはりプロギタリスト、今日はクリフさんのリビングがすてきなコンサート会場です。
ぷう吉さんとAkiさんの新しいCDのご案内はこの記事の一番最後にありますので、
ぜひご覧ください。
お二人の磨きぬかれた音楽をゆっくりと、お好きな場所で楽しんでくださいね。
さて、ひとしきり試奏がすんで、どんなギターにしようか、
シンキングタイムです。
ジャックは使い込んだオーダーノートを出して、
二人の要望をメモ。
こちらはヘッドの形のテンプレート。
チューリップ型とかいろいろとあります。
インレイもオーダー。
Akiさんは愛犬DINOとオーストラリアの白いオウム、コカトゥを
なんか無理難題じゃないですか?
でも、ジャックは 「Yeah, OK」と。
出来上がりが待ち遠しいですね。
一方ぷう吉さんのインレイは、ブタ。
フィンガーボードをブタが散歩しているかもしれません。
こちらもとっても楽しみですね。
未体験のインレイモチーフに、ジャックはどう立ち向かうのでしょうか。
乞うご期待。
そんなわけでひと段落。ギターを抱えて楽しいひととき。
そんな中、この家の持ち主、クリフさんは、おいしいラム肉を焼いています。
クリフさんはお料理がとても上手です。 笑顔がとっても素敵です。
ピアノの調律をしていて、ピアノもギターも、とても上手です。
このように、すばらしいディナーが出来上がりました!
野菜がいっぱいのいろとりどりのメニュー。
オーストラリアの夏の夜は長く、1月は夜9時すぎくらいに日没です。
ディナーのあとは、出会いを記念して集合写真。
クリフさんの奥様のアンジーさんも、愛犬たちも集合!
近くには夕方、野生のカンガルーがたくさん出てくる公園があります。
このようにすぐ近くで見ることができますが、
餌付けされているわけではないので、あまり近づくと逃げてしまいます。
夜行性なので、日没前にならないと出てきません。
おなかに赤ちゃんが入っていました。
この公園にある貯水池です。
終日いいお天気でした。
お二人はメルボルンでは2泊、滞在していたときは日中40度の猛暑でしたが
元気にシドニーに帰りました。 翌2月にはシドニーから日本に帰国しました。
ギターの出来上がりまで、通常半年かかります。
途中でジャックから連絡がきて、進捗がわかります。
待っている時間もまた楽しみですね。
通常は、クラシックギターの演奏が主なAkiさんが、今回のCDでは
ジャック・スピラのアコースティックギターを使用しました。
まだAkiさんのギターはできないので、使用したモデルはこちら 0000モデル
ドレッドノートに近いサイズで、トップはシトカ・スプルース、
サイドバックはココボロを使用しています。2010年製です、

Akiさんオフィシャルサイト
新作CD Easy To Use
ウェブサイトからお問い合わせください。
ぷう吉さんも新作CDを発表! キング オブ ザ ピッグス
ギター&カホン での演奏です。
ぷう吉さん オフィシャルサイト こちらでご注文いただけます。
お二人とも各地で精力的にライブ活動中。
ぜひ、ライブにも足をお運びください。